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入院治療が必要な場合
ゲーム依存症で入院が必要な条件として
- 本人がゲームを止められない
- 家族と離れたほうが良い
- ネットカフェなどの無銭利用
- 昼夜逆転がひどく通院での改善が望めない
- 家族を部屋に入れさせない
などがあるときには入院治療を受けるべき段階であると言えます。
基本的に入院は本人の同意なしにはできませんので、まず患者さんと医療者の信頼関係の構築が必要になります。
入院治療について
入院の期間は基本的に2か月で入院期間中は
となっており、最初の1週間は無気力だったり不機嫌になったりと
ゲームの禁断症状
が出てきます。
その後ネットやゲームを断ち規則正しい生活を送る事で次第に元気が戻ってきて、本来の自分らしさにも気づき
などを積極的に口にするようになります。
入院治療では1週間ごとのプログラムを繰り返す様になっており
- ゲーム依存症という病気を知る
- 立ち直るためにはどうすれば良いか
- カウンセリング
- 認知行動療法
などに取り組んでゆき、週に2回程度外来患者と合同でニューアイデンティティ・プログラム(NIP)に取り組んでゆきます。
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ニューアイデンティティ・プログラム(NIP)とは
新しい自分を見つける
為に取り組まれるデイケアプログラムの事で、午前中は体育館で運動して体力を取り戻し、昼は医療者と共に食事をしてグループミーティングを行い、人と会話する機会を増やしてゆき、午後からは、自分の行動を振り返り間違いを修正する
認知行動療法
に取り組み、ゲームに依存しないような生活を目指します。
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ゲーム依存症はこうなれば治ったという事が明確にわからないのですが、入院治療を開始して1〜2週間経つと
様になってゆき、2ヵ月を入院治療の一つの区切りとして考えています。
退院後の注意点
退院した後に元の依存症にならないために
を退院する前に、本人と家族、医療者全員で決めておく話し合いを何度も持ちます。
一番良いのは、ゲームのアカウントを削除してゲームをやらない様にする事ですが、それができない場合は
などを具体的に実行できるように、退院前の外泊訓練で出来る様にしてゆきます。
入院以外の治療について
ゲーム依存症の入院治療ができる病院は非常に少ないのが現状なのですが、同じような取り組みに
ネット依存治療キャンプ
というものがあり、これは文部科学省の委託事業として行われています。
久里浜医療センターでは2014年から年1回のペースで毎年8月に8泊9日のキャンプを行っており、その3か月後に2泊3日のフォローアップキャンプもセットになっています。
キャンプは入院するよりも期間は短いのですが、通常のキャンプ体験と依存症治療がセットになっており、期間中にゲーム依存症から回復した先輩の話を聞く機会があり
ゲームを断って生活が良くなった
という体験談を聞くことでキャンプ参加者の半分の子供がアカウントを削除したという事例もあり、入院治療と共にネット依存やゲーム依存症には効果が期待できるプログラムになっています。
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