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遺伝と歯並び
人間の歯並びは、自然にキレイになるという事はありません。
例えば「受け口」で受診された3歳の患者さんの場合には
などが悪かったのではないか?とお母さんが心配されていますが、そのような事に原因は無く
顔の形の遺伝
と考えるのが普通で、「受け口」の他に「出っ歯」も同じ事が言えます。
また歯並びがでこぼこしてくるのは
事が原因です。
歯並びは進化によって悪くなった?
歯の治療などが無い大昔では、生き残る為には
キレイな歯並び
が必須条件で、そのような環境では自然にキレイな歯並びになっていたと考えられます。
しかし現代では、歯が数本無くなっても命に関わるような事もなく、昔の様に硬い食べ物を食べる必要もありません。
すると顎や歯も丈夫である必要がなくなり
- 顎が小さくなってきた
- 歯が大きく成長できるようになってきた
という2重の要因で、歯並びが悪くなってきたという事が考えられます。
歯並びが悪い人の生え変わりパターン!
乳歯から永久歯に生え変わる時には
乳歯が抜けてその下から永久歯が生えてくる
というイメージがありますが、歯並びの悪い人は必ずしもそのように生え変わりません。
悪いパターンでは
乳歯は残り続け、横から永久歯が出てくる
という事がよく見られ
早く乳歯を抜かなかったから悪い
と思っている人も多くいます。
しかし、その考え方は間違いで
元々乳歯の下にある「永久歯の歯胚(歯の卵)」が無い
事によって、乳歯は下から押される事が無いのが原因で、そのような人の場合には食べ物や歯磨きに気をつけていても、永久歯は横からしか生えず、歯並びは悪くなってゆきます。
そこで乳歯を抜いてやるとそこから永久歯は出てきますが、顎が小さく他の永久歯は横から出てくるような場所にあると、結果的に歯並びが悪くなってゆき、これらの傾向は日本人やアジア人に多く見られるパターンです。
なぜ日本人は歯並びが悪い
日本人やアジア人は、頭を上から見た時に長さが短い
短頭形(たんとうけい)
という傾向にあり、顎の前後の長さが短い事によって歯並びが悪くなる原因となっています。
日本人は出っ歯や受け口の人が多く
- 出っ歯の人は下の歯並びが悪い
- 受け口の人は上の歯並びが悪い
と顔の形によっても歯並びの特徴があります。
キレイな歯並びは
これらの組みあせ、バランスによって決まってゆき、歯科矯正治療はこれらのバランスを取ってやる治療とも言えるのです。
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