02 被曝の現状と課題
被曝の現状と課題
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内部被曝検査で分かったこと
南相馬市で内部被曝の検査をして分かってきた事は3つあります。
1)
事故直後に放射性物質が飛び散った時点で多くの人がある程度の被曝をしてしまっい、放射性セシウムを体の中に取り込んでしまったという事実があります。
南相馬市では2011年7月から検査をやっていますが、福島県内では一番早く検査に取り組んだ自治体で、その後2011年9月から2012年3月と、事故から半年、1年と検査を行なっています。
今回の事故直後に南相馬市で被曝した人の被曝量は1960年代に大気中核実験が行われた際、世界中に飛び散った放射性物質の被曝量よりも少ない事がわかっています。
2)
事故から2年が過ぎ、福島県内で現在の日常生活においては多くの放射性物質を体に取り込んでしまうような状況では無いという事です。
震災から1年経った2012年の4月の段階で、99.9%の子供からは放射性物質の検出はなくなり、大人でも95%の人から検出されなくなりました。
セシウムは体の中に取り込んでも排出することができ、その後に放射性物質を取り込んでいないという事がわかってきて、食品の放射性物質検査が功を奏していると言えます。
農家も汚染度の低い作物を作る努力をし、お母さん方も放射性物質を取り込むリスクを避ける方法を勉強しているなどの多くの取り組みも相乗効果として現れているものだと思います。
3)
一部に強い汚染を検出する人がいるという事実があります。
これは、事故直後に放射性物質を溜め込みやすい食品が告知されているにもかかわらず、検査をしないで食べたり、自己判断で食べてしまったりしたことで内部被曝の高い数値が検出されています。
これらの人はイノシシを狩ったり、野生のキノコ類を検査しないて食べたりなど行なっていた事がわかっており、そのような行為が内部被曝を高めるという事がわかってきました。
逆にスーパーなど流通の過程で検査をされた食品を食べていれば、産地にかかわらず内部被曝は増える状態では無いというのが現在の検査ではわかっています。
今後は安心か?
内部被曝の検査は、検査した時点で体内にどれくらい放射性物質があるのかを調べるものですので、過去半年から1年の間にどれくらい放射性物質を取り込んだかを知るものです。
今後も安心して生活してゆくためには継続的な食品の検査も大切ですし、継続的な内部被曝の検査も行なってゆくことが必要です。
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