05 腸と脳の不思議な関係
腸と脳の不思議な関係
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進化と腸の関係
脳と腸は離れていて、一見関係が薄いようにおもいますが実はとても深い関係にあります。
進化の過程において動物では腸が最初に出来上がった器官なのです。
多細胞生物の「ヒドラ」などは腸しか無く、脳や心臓などがありません。しかし腸の無い多細胞動物はいないほど腸という臓器は重要な臓器なのです。
受精卵は細胞分裂を繰り返して器官を作れるようになるまで増えると「管」を伸ばして行きそれが腸になります。
腸の入り口が「口」に出口は「肛門」になります。
腸から脳へ
腸を包み込む細胞郡のうち背中側にあるものは「板状」に変化して、やがて別の管から神経を作り、これが脊髄になります。
脊髄の上の方が膨らんで、やがて脳になってゆきます。
脳も進化するに連れ、脳幹、小脳、大脳など分科、発達してゆきました。
腸しかない「ヒドラ」にも神経はあり、腸に沿って神経のネットワークが確認され、人間の腸にも同じような構造があります。
魚類 - 両生類 - 爬虫類 - 哺乳類 と進化するほどに脳が大きくなって行ったのですが、元をたどれば腸から始まっているのです。
腸の神経は脳の神経と似ていますが、発生の過程を見ると、脳の神経が腸の神経に似ているということが言えるのです。
過敏性腸症候群と生体システム
進化の過程では、いのちの危険を乗り越えなければ生きてゆくことができません。
食物に毒が含まれていた場合には、腸が反応しなければ死んでしまいます。動物は腸から発せられた信号を脳が処理して、毒から身を守る方法を身に着けてきたと考えられています。
過敏性腸症候群でも、生物の進化や生体の適応反応など長い歴史の中で培われた生体システムが関係しているのです。
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