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肝硬変を予防するには
肝臓は沈黙の臓器というのは有名な話で、相当悪くならないと自覚症状が出てこず
肝硬変になると一気に悪化する
特徴があります。
肝硬変になる前に予防することが何よりも大切なのですが、何らかの異常があればすぐに治療を始める事が、将来的に肝臓がんのリスクを避けることにつながります。
肝硬変は肝臓の細胞に炎症が起こり続け、本来ならマシュマロの様な柔らかい肝臓の細胞が、ジャガイモの様に固くなってしまった状態です。
肝臓で炎症が起こると、その自己修復過程で細胞が線維化してゆき、状況が改善されないと線維化はどんどん進行し、肝臓も委縮してゆきます。
自覚症状はこんな風に
肝硬変が進むと、健康な肝細胞が減り肝機能が低下してゆくのですが、初期の肝硬変では、肝機能はそこまで悪くないので自覚症状が現れてきません。
やがて肝硬変が進んでゆくと、健康の維持に必要な力も弱くなり、命にかかわるような合併症を発症する事や、肝臓がんのリスクも非常に高くなり、自覚症状として主に3つのものが出てきます。
吐血や下血
肝硬変になると血液が肝臓に流れ込みにくくなり、行き場を失った血液は胃や食道などの細い静脈に逆流して静脈瘤を作り、それが破裂して出血してしまいます。
血管の破れはすぐに処置をしないと命に係わる事になります。
腹水
肝臓の働きが低下すると、血液中の水分を維持するタンパク質の「アルブミン」の合成ができず、水分やリンパ液がお腹に溜まってしまい、お腹の張りや動きにくいなどの症状が出てきます。
判断力の低下
肝機能の低下は脳にまで障害を及ぼし、時間や場所がわからなくなる症状も出てきます。
これは有害物質であるアンモニアの解毒が出来なくなり、血液中のアンモニアが脳神経に障害を与える【肝性脳症】になり、ひどくなると昏睡状態になり命に係わるような事にも発展してゆきます。
肝硬変の治療について
吐血や下血の治療
静脈瘤の出血に対しては内視鏡を使い
などで止血する治療を行います。
腹水の治療
お腹にたまった水に対して利尿剤を使って排尿する方法があり、最近では
トルバプタン
という新薬を使い副作用もなく安全に腹水を減らす治療が行われる様になりました。
肝性脳症
肝性脳症では
- 腸内にアンモニアが出来ないようにする
- 便が腸内に溜まらないようにする
治療を行い、昨年からは
リファキシミン
という抗生物質が保険適用となり、治療もすすんできています。
薬を使わない治療法、予防法
肝臓の機能を助けるためには
筋肉をつける
事が有効で、筋肉はアンモニアの分解など肝機能の補助的な働きをするので
筋肉は第二の肝臓
と呼ばれています。
肝硬変の人では筋肉が落ちてくる事がわかっていますので、適切な運動をして筋肉量の維持を心がけることが肝臓の助けにつながります。
また注意するべき点として
- 血液検査で肝機能に問題がある場合
- だるさ、疲れやすさ
- 集中力の低下
- お腹が張ってきた、圧迫感
- 黄疸、排尿が少ない
などの自覚症状がある場合には放置せず、すぐに病院に行くことが必用です。
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