01 注目される香りの効用
注目される香りの効用
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においを感じるしくみ
「におい」に対する研究は歴史が浅くまだまだ解明されていない部分が多くありますが、息を吸うと空気が鼻から入り、ニオイを感じ取る神経の伝達経路はある程度わかってきました。
「香り」というものも一種の分子ですので、私たちの鼻の奥にあるニオイを感じ取る「嗅細胞(きゅうさいぼう)」にニオイの分子が到達すると嗅細胞がニオイを電気信号に変換するという仕組みになっています。
ニオイを嗅ぎ分ける
良い香りや臭いニオイなどの嗅ぎ分けは脳内で行われます。
脳には辺縁系(へんえんけい)という場所があり、辺縁系が・好き・嫌いを知らせニオイの良し悪しを判断しています。
ニオイ物質は化学物質であるとも言え、そのニオイを感じた時にニオイを感じ取る細胞が刺激を受ける様な時には、細胞が興奮し特定の電気信号を出します。
どのようなニオイの時にどんな電気信号が出ているのか?を計測することも可能なのですが、生きている状態で観察する「電気生理学」には限界がありますので画像化することが必要になってきます。
核磁気共鳴画像法では、脳の血流量の変化を見る事によって脳のどの部分が活動しているのかを見ることができます。
ニオイを医療や治療に活かす
ニオイの情報が脳に正常に伝わっていると健康な状態と言えますが、認知症や神経疾患などで嗅覚神経に異常をきたすと「ニオイ」の情報は遮断され脳で判断できなくなります。
アルツハイマー病では、60%〜70%程度の人でニオイの感覚が低下してきて、それがアルツハイマー病の発見につながることもあります。
認知症やアルツハイマーでは、初期の診断が難しい場合もありますが、ニオイの感受性が落ちるという症状を知っていれば、ニオイの装置を使い初期の診断にも役立てることができ、診断がつけば病気の進行や予防につながります。
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