03 結核の診断と治療
結核の診断と治療
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結核の診断基準
結核はレントゲンと痰の中に結核菌があるかどうかで診断します。
結核の8割は肺結核ですからレントゲン撮影を行うと肺に結核らしい影が映ります。
ただし、肺炎でも同じような影が映りますので痰の検査も合わせて行います。
痰の検査には・塗抹(とまつ)検査・培養検査・遺伝子の確定検査などがあり、結核に似た症状の非結核性抗酸菌症によるものなどの特定を行います。
非結核性抗酸菌症の治療は、結核よりも簡単で短期間で治療が終了します。
肺以外の結核として、骨や関節、リンパ節や腎臓など全身に広がる結核などがあり、このような結核の場合もレントゲンを撮り、患部から細胞を取り出して検査をします。
このような検査によって、病気の原因を特定することから治療が始まります。
結核の治療
結核の治療は薬や注射による治療が中心で、日本では11種類の結核治療薬があり、普通は4種類の薬を2ヶ月間、次に4ヶ月から6ヶ月別の薬を使って結核菌を殺します。
結核菌に最も効果のある薬は、ヒドラジドとリファンピシンという薬です。
しかし、結核菌は脂肪の膜に覆われているしぶとい菌ですので、長期間これらの薬をきちんと飲み続けないと効果が出ないばかりか、結核菌が薬に耐性を持ってしまうような事にもなってしまうので注意が必要です。
恐ろしい耐性菌
結核の治療で薬をきちんと服用しない結果、結核耐性菌になってしまうと、自分自身の結核の治療が難しくなるばかりでなく、その菌が他の人に感染すれば、同じ様に薬の効かない結核になりますので大変なことになってしまいます。
服薬治療は6ヶ月から9ヶ月にも及びますので、薬をきちんと飲み続ける事は大変ですが結核の完治のためには肝に銘じて治療に当たらなければなりません。
治療成果を上げるためには
結核に限らず、病気の症状が収まると薬を飲むのを勝手にやめたりしてしまう事は多々あります。
しかし、結核など抗生物質で治療する病気の場合には薬が効かない菌を自らが作り出す事にもなりますので、そのような事を防ぐためにDOTS(ドッツ)という方法が用いられています。
DOTS(ドッツ)はDirectly Observed Therapy Short-couseの略で、訳すと対面服薬確認治療という意味合いで、毎日病院や保健所に行って薬を飲んだり、保健師が2〜3日ごとに電話や家庭訪問をして服用を支援したりして、第三者が服薬を確認し治療成果を目指すシステムなのです。
DOTS(ドッツ)は全世界で効果をあげていて、ケアの重要な位置を占めています。
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