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血栓を溶かす体のしくみ
怪我や血管の壁が傷ついた時に止血のために作られる血栓ですが、いつまでもそのままの状態では困りますので、傷口が修復されたら血栓を溶かす仕組みがあり、体の中では
という事が常に起こっています。
血栓を溶かす物質は
TPAという酵素
で血栓の中心的な物質であるフィブリンを細かく切る作用があります。
血栓症という病気ではフィブリンが原因になっておこっていますので、TPAを使った薬で血栓を溶かす
血栓溶解療法
が行われ脳梗塞などで一番よく使われており、脳梗塞が起こって4時間半以内の投与で多くの患者さんで効果が見られ
などが劇的に改善させることができますし、心筋梗塞でも用いられています。
時間の壁
脳梗塞では血管が詰まることによって脳細胞がダメージを受けますが、血管の壁も同じようにダメージを受けており、血栓を溶かして血流が再開して血液が流れると血管が破れてしまうこともありますので、脳梗塞が起こって4時間半を過ぎた時には
という方法も試みられています。
血栓とTPAの均衡
体の中で血栓を溶かすTPAを作っているのが、血管の内側にある
血管内皮細胞
で、できかけの血栓や要らなくなった血栓を溶かしています。
体にはTPAの働きを抑えてしまう物質があり、その物質が増えすぎると、血栓が大きくなりすぎて
血栓症
になってしまいます。
血液がドロドロの状態である
があるとTPAの働きが抑えられてしまうことになるのです。
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