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※このシリーズでは、
母親=養育者のコトで、育児に関わる父親、祖父母などの養育者を指します。
あいちゃく行動とは?
赤ちゃんは母親や養育者の身近に居たいという欲求があり、そのために愛着行動を取ると考えられています。
以前は食事や排泄など生きてゆく為に不可欠な世話が赤ちゃんにとって重要であると考えられてきましたが、ある時期から他にもっと大切な事があるとわかってきました。
1958年に母親から離した「子サル」で、2通りの母親人形による実験が行われました。
- ミルクを与えるだけの針金で作られた母ザル人形
- 暖かい毛布で作られた母ザル人形
の2つを部屋において子ザルを育てたところ、ミルクを飲む時意外では毛布の人形にしがみついていました。
このような研究結果から、サルの赤ちゃんは
接触による慰めや安心感
がとても重要であると認識され、人間の赤ちゃんにおいても同じ事が言えるのではないかと考えられています。
子供がまとわりつく意味
愛着行動は成長に連れ変化してきます。
12週目ごろでは
などで、お母さんの注意を自分に向けさせようとします。
6っヶ月から2〜3歳では自分から動いて
など母親に近づく行動をします。
子供が愛着行動で接してきた時に、日々の暮らしの中で繰り返し行われる母親と子供の関係は、子供の心や精神に大きな影響を与えます。
子供は
ような接し方をしてくれる大人との関係を繰り返し経験してゆく中で、安定した対人関係を築く事が出来る様になります。
子供が世界の探求に船出しても、いつでも安心して帰れる母港としての存在が愛着を求める母親なのです。
ネグレスト、育児放棄
もし赤ちゃんの愛着行動を無視するような対応を取ると
- 精神的な障害
- 家族関係の問題
- 学校や幼稚園などでの対人関係の問題
など様々な問題が起こってきます。
母親から離れたり施設で育った子供は、栄養状態が良くても
というのが1940年台頃からわかっています。
子供の成長には、栄養ばかりでなく
がとても重要なのです。
共働きの家庭の子供は不幸?
共働きの家庭では子供と触れ合う時間が少ないので、親子関係や子供の成長について心配になってきます。
しかし、親と触れ合う時間が少ないからと言って親への愛着が希薄になるという事は一般的にはありません。
むしろ、母親や保育士との「関係の質」こそが大切で、どのような時間を過ごしているかで大きく変わってきます。
母親が働くことによって職業人としての満足を持っていれば、子供との関係においても良い影響を与えますし、専業主婦として時間があっても不満がありイライラしているような状況では、子供にとっても悪い影響を与えてしまいます。
子育てはホドホドで良く、有名な言葉に
「グッド・イナフ・マザー」(good enough mother)=「ほぼ良いお母さん」
というものがあり、それこそが実は一番良いお母さんなのかもしれません。
※完璧な子育て
というモノはありませんので、パーフェクトにこだわりすぎず深刻に考えない方が良いでしょう。
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