02 流涙症(りゅうるいしょう)とはどんな症状?
流涙症(りゅうるいしょう)とはどんな症状?
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困ったなみだ目
涙が出にくく目が乾く
【ドライアイ】
という病気とは逆に、涙が多すぎる
【流涙症】
で苦しんでいる患者さんも多くいます。
流涙症は【なみだ目】とも言われ常に涙がまぶたからあふれ出て【目やに】やまぶたのタダレなど不快感で苦しみ、下を向くと涙がこぼれ常にハンカチが手放せない、などという事で不自由を感じている患者さんが多くいます。
流涙症では、眼の表面に過剰な涙がありますので、水中で目をあけている様な感覚に近く、視力の低下や物が見づらいという事になってしまいます。
涙は下瞼にたまりますので、読書など下の方を見る時には視力への悪影響は顕著に出てきます。
眼科の外来では、流涙症【なみだ目】で来院する患者さんは多く、さらに症状があってもガマンして眼科を受診しない人も居ると予想されますので、日本において流涙症の正確な患者数はわかっていません。
流涙症はこのようにしておこる
涙はまばたきのたびに補給され、涙管を通って排出されます。
流涙症(なみだ目)の原因として
・涙の分泌が過剰になっている反射性流涙
・涙の排出が悪くなる器質性流涙
があり眼科では「涙の排出が悪くなる器質性流涙」を【涙道疾患】と呼んでいます。
反射性流涙
涙の分泌が過剰になっている反射性流涙の原因として【慢性の結膜炎】【慢性の瞼の炎症】など眼の表面が炎症を起こし刺激がある状態があげられます。
結膜炎と聞くと目が真っ赤になる症状が思い浮かびますが、これは急性の結膜炎の症状で、慢性の結膜炎では充血はひどくないにもかかわらず流涙や憂鬱感が出てしまいます。
他にも目に刺激が加わると反射的に涙の分泌が起こり、ドライアイなどで目が乾きすぎる痛みによって涙が分泌する場合もあります。
いずれも眼科で原因を特定し正しい治療を受ける事が必要です。
器質性流涙
涙の排出が悪くなる涙道疾患では、涙の分泌は正常なのですが涙の排出経路が細くなったり詰まったりして起こります。
涙道は全長が5センチ程の蛇行した排水管の様なもので
・涙点・涙小管・涙嚢・鼻涙管
という部位があり、このうちの何処か一つが詰まったり細くなるだけで流涙症になってしまいます。
生まれつき涙道が細かったり、涙道が詰まった状態で産まれてくる【先天鼻涙管閉塞】の赤ちゃんもいます。
先天鼻涙管閉塞では、涙が多すぎるとか【目やに】が多いなどの症状が見られますが過剰な心配は無用で、自然に涙道が通る場合や、涙道を通す処置をすればすぐに改善するようになります。
しかし大人の涙道閉塞の場合には【鼻の病気】がある人がおこりやすいのが特徴で、これは涙道と鼻腔は隣り合っている事から【蓄膿症】【アレルギー性鼻炎】がある人や昔鼻の手術をした人も涙道が詰まりやすくなる傾向にあります。
最近では特定の抗がん剤の副作用により涙道が詰まりやすくなるという報告もされています。
抗がん剤治療中に流涙症になった時には、主治医に眼科医の紹介状を書いてもらうか、直接眼科を受診する時には「抗がん剤を服用している」ということを必ず伝えるようにしましょう。
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