スポンサードリンク
ユマニチュードってなに?
認知症の患者さんは
- 意味の分からないことを言ったり
- 介護を拒否したり
- 怒りっぽくなったり
と対応に困ってしまう場合や、認知症の人のためにやっているのに相手には伝わらない事も多々あり、介護する家族の負担は大変なものになっています。
そのような時の解決策の一つとして
ユマニチュード
というものがあり最近注目を集めている技法です。
ユマニチュードはフランス語で
人間らしさを取り戻す
という意味で、認知機能が低下した人は自分の身の回りに起こっていることがわからなくなることから不安な気持ちになり、そのような人に対して、その人がわかるような
で伝えてゆくというものです。
認知症ケアでは、介護を受けるひとと介護する人との関係性はとても重要で、
信頼できる人ならケアを安心して受けられる
という事が言え、この信頼関係を作る技術がユマニチュードなのです。
効果があった実例
ある80代後半の女性は十二指腸潰瘍で入院し、治療の結果病状は回復したのですが、認知機能が低下していたため周囲の人との会話が成り立たず、薬を塗ろうとする看護師の治療も激しく拒否して、看護師に噛みついたり、蹴ったりする場面もありました。
この患者さんにユマニチュードのケアをおこなってみると、まったく別人のように穏やかになり、コミュニケーションさえ成り立ち、その絶大な効果に驚くばかりでした。
この患者さんへのユマニチュードケアは1分もかかっておらず、大切なのは
最初の30秒程度の時間
で「この人になら任せても良い」と思ってもらう事で、この段階がうまくいけば、患者さんに受け入れてもらうことができ、その後のケアでもユマニチュードのケアを続けて行うことで、入院最後の日には、手鏡をもって化粧や髪の毛の整えなどもご自分でできるようになるなど
患者さんが自身を取り戻す
という家族の人も驚くような変化が出てきました。
ケアの肝
会話が成立しないような認知症の人でも残っている機能はあり、人としての機能は最後の方まで残り続けます。
大切なのは
残っている機能を知る
事で
など感情と関連した記憶は長く残るので、普段から良い感情を積み重ねる様にします。
患者さんにとって、お風呂や歯磨きが嫌な行動だとすると、その後のケアもうまくいきませんので、いかに良い感情に結び付けてケアしてゆくかがユマニチュードで重要な事になります。
しかし、ユマニチュードは難しいものではなく
などを使う技法で誰にでもできるものですので、認知症の人とのかかわり方で困っている人にはぜひとも知ってもらいたい方法なのです。
スポンサードリンク