栄養の観点から認知症の治療と予防について考えます。
05  認知症の栄養療法

05 認知症の栄養療法


05  認知症の栄養療法

認知症の栄養療法

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認知症になると痩せる!?



認知症になると

・飲み込み機能の低下

・食べ物が食べ物だと認知できなくなる

・スプーンや箸の使い方がわからなくなる

などの理由で食事が十分に食べられなくなり、その結果栄養不足になる事から多くの人が痩せてきます。

また認知症のうち【血管性認知症】【レビー小体型認知症】が痩せやすいと言われています。


認知症患者の体重を増やすには



認知症による栄養不足で痩せてきた時には『高カロリーの栄養剤』を摂る事や介護者が飲み込みやすく、高カロリーな食事を提供するなどの工夫で体重を増やす事が可能です。

 

ただし体重を戻しても認知症が改善するかどうか?はわかりません。

なかなか食事を食べてくれない認知症患者さんに対して食事を食べてもらうには苦労が多く

「なぜ食べたがらないのか?」

患者さん本人の気持ちや目線で考える事が大切ですし、注目するポイントとして

・「食べる」という動作が始められるかどうか

・「食べ続ける」事ができるかどうか

を見ます。


食べない人の原因と対策



「食べる」という行為ができない原因には

・目の前の食べ物を食べ物と認識できない

・品数が多すぎてどれから食べたらよいかわからない

・食事の時間だと判断できていない

・スプーンや箸などの使い方がわからない

などが考えられます。

このような時の対処法として

・黒い器にご飯を入れると、白いご飯が目立って認知しやすい

・香りの強い食べ物は、その香りで食べ物と認知し易い

・ひと品づつ食事を出す(目の前にある食べ物に集中しやすい)

・おにぎりやサンドイッチなど、スプーンや箸を使わなくても食べられる物にする

などの工夫をしてみましょう。

「食べ続ける」事ができない時の原因として

・食事の好みが合わない

・食事に集中できない

・飲み込みにくい食事である

・尿意や便意を感じ食事どころでは無い状態にある

・生活リズムの乱れから、睡眠不足や疲れている状態にある

などがあげられます。

このような時の対処法として

・本人の好みの食事を提供する

・テレビを消して食事に集中できる環境にする

・ゼリーやペースト状にして飲み込みやすくする

・食事前にトイレに行く

・生活リズムを整える

などに取り組んでみましょう。



嚥下障害の人への対策



うまく飲み込めない【嚥下障害】が重度になると口から食事を摂ることができないことから

・飲み込みができない事に対する治療法があるか?

・認知症の程度

・家族の意向

・本人の生活の質

などを考慮して、鼻からチューブを入れる『経管栄養』や、胃に小さな穴を開け栄養を補給する『胃ろう」という難しい選択に迫られる場合もあります。


ビタミンが欠乏することで認知症になる?



ビタミンB1が欠乏することで起こる【ウェルニッケ脳症】による認知症などの場合にはビタミンを大量に補給することで認知症が改善することがあります。



注意したいのは、ビタミンが欠乏していないのにビタミン剤などのサプリメントで補給しても認知機能の予防や改善は期待できません。


認知症予防にはこれ!



これをすれば!これを飲めば!認知症を予防できる!認知症にならない!

という物は現在ありませんが・脳を使う・運動・栄養・外出など総合的な取り組みが認知症予防には効果的であるというのは間違いのない事実です。

また認知症や軽度認知機能障害は早期発見、早期治療が何よりも大切で

・薬物療法

・認知症ケア

・頭と体のリハビリ

・栄養療法

などの組み合わせで、ある程度認知症の進行を遅らせる事ができますし、栄養とリハビリは予防にも役立ちますので、ぜひ日頃から取り組んでいただきたいと思います。
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05  認知症の栄養療法

05  認知症の栄養療法

★症状、病状別目次

気になる歯の健康
3人に1人、痔の悩み
忍び寄る肝臓の病気
治したいその頭痛
旅行を楽しく安全に
今からできる!ストレス対策
男性にも気にしてほしい子宮の病気
腰痛を治したい!
健やかな足のために
大腸がんに気をつけよう
乳がんを克服する
この冬、特に気をつけたい感染症
他人事ではない高血圧
筋痛性脳脊髄炎、慢性疲労症候群
歴史上の人物に学ぶ健康
胃の健康のために
長引く痛み
毛細血管とがん
10代のうつ病
介護する人の心が少しでも軽くなるために
防ごう 肝臓がん
100才まで元気にいるには
エネルギーの出入りを知って健康管理
めまいがあった時に、疑うべき病気
もしかしたら私も? 睡眠時無呼吸
ゲーム依存症
すい臓の病気に注意!
肩こりの正しい治療のために
女性の尿もれ
健康情報を正しく読み解こう
内視鏡検査で健康管理
さわやかな息のために
もしかしたらあなたも?脳血管の病気
あなたに忍び寄るロコモティブシンドローム
老いに負けない腸を作る
尿の色から分かるさまざまな病気
時間栄養学が開く健康の扉
毛細血管を元気にして、健康で若々しくなろう
快適な眠りのために
ヘルスリテラシーを高めるために
子どもの肌を守る
徹底解説 この1年で話題になった感染症
感染症を防ぐ
アレルギー性鼻炎を本気で治すために
依存症と向き合う
栄養データを正しく理解しよう
こんなときには神経内科へ
食後の血糖値にご用心
長引く痛みの解消法
かかとと膝の痛みを防ぐために
長寿の鍵は運動と体重管理
味覚を変えて健康に
ストレスに負けない
納得いく医療を選択するために
脂質をコントロールする
大きな音から耳を守ろう
喫煙の害
認知症ケア 革命的技法
健康は口の中の衛生から
腰痛の時に放置してはいけない病気
心のバランスを取り戻そう
感染症に正しく備える
飲み込む力を鍛えて健康長寿
守ろう、子どもの冬の肌
体を温めて健康生活
血栓を過剰に作らない血液になるために
正しく知ろう、吃音(きつおん)支援
増える子供の生活習慣病にどう対処するか
傷や傷あとの最新治療
熱があって喉が痛い場合に注意するべき病気
【むくみ】よさようなら
一人暮らしでも在宅で生き抜くために必要なこと
つらい腰の痛み・下肢のしびれ
帯状疱疹 早期発見と治療
がん治療がかわる“がん免疫治療”
生活を脅かす体のふるえ
大人の発達障害
恥ずかしがらずに語ろう 泌尿器科の病気
子どもの発達障害
遺伝子診断を考える
爪の悩みとケア
疲れない脳の作り方 科学から見る瞑想
新型ノロウイルス
宇宙医学に学ぶ健康長寿の秘訣
腸の中の素晴らしき世界
生活習慣と子供の脳
尿路結石の原因と予防
フードファディズム
体の水分不足にご用心
口内炎を正しく知ろう
くすり新時代
抜け毛を科学する
インフルエンザ 最新情報と対策
新しい生活を生み出すためのリハビリを
すい臓がん早期発見で治療につなげる!
在宅で最期を迎えるために必要なこと
目の奥に健康が見える
iPS細胞が切り開く未来
更年期を理解する
人とのつながりが寿命を延ばす
誰でも悩む痔(じ)のはなし
依存症 対策と治療
夏と子どもの肌
夜間頻尿の原因を知ろう
認知症とともに幸せに生きる
健やかに年齢を重ねるための時間医学
歯並びと健康
肝臓がん 予防と治療の最前線
災害と心の健康
健康長寿のコツ 〜世界の研究報告から〜
七色の野菜スープで美と健康!
あなたの膝は大丈夫?〜変形性膝関節症〜
照明を上手く使って健康生活
しなやか脳でいきいき人生〜脳の働きと活性化法〜
【がん幹細胞】とがん治療最前線
生活不活発病を防ぐために
知って防ごう!感染症
子どもの心はどう育まれるのか
「疫学」で考える健康的な食事
ご存じですか?甲状腺疾患
骨粗しょう症 予防と治療
最新版!睡眠の常識
マグネシウム不足が招く糖尿病
見えない病気・機能性消化器疾患
体内時計を整え健康に
救急!その時あなたの行動が命を救う
認知症のリハビリと栄養
知ってほしい口くうケアの効果
あなたのいびき大丈夫〜知っておこう睡眠時無呼吸症候群〜
家庭内の事故から子どもを守る
現代社会と感染症
メディカル・ウォーキングのすすめ
生活習慣病と網膜の病気
子供便秘・あ・い・う・え・お
疲労の正体と対策
食べて治し、癒やす“感食介護”
食物アレルギー〜食べることの意味からとらえ直そう
健康診断の最新情報
要注意!サルコペニア(筋肉減少)のやせ・肥満
がん患者の栄養管理〜こころにも栄養を
流涙症(りゅうるいしょう)なみだ目
早く気付いて!乳がんの基礎知識
時間医学を医療に生かす
冒険心が夢をかなえる
ネット依存の怖さと対策
温泉を楽しもう!
“香り”の効用
ピロリ菌と胃の健康
感染症対策を万全に!
信濃の国から 食と健康を考える
ドライアイ 誰でもなりうる現代病
自律神経と環境への適応
更年期障害にどう向き合うか
これだけは知っておきたい!不整脈と最新治療法
熱中症 正しく知ってしっかり対策
内部被ばくと向き合う
お口の中は健康ですか?
患者の在り方
安全に楽しむ富士登山
歩くことの効用
花粉症対策と治療
暮らしと肌
質の良い睡眠を考える
なでしこジャパン強さの秘密!
健康ちょっといい話〜循環器の専門医からのメッセージ
内蔵脂肪を考える
ストレッチで元気回復
治らない病気とどう付き合うか
時間医学の新たな可能性
知っていますか?総合診療科
食生活を考える
老年症候群を考える
過敏性腸症候群について
胃がん
男女の違いと脳の関係
高齢者のうつ病
遺伝子医療と遺伝子カウンセリング
知っておきたい大腸の病気
リンパの流れを良くする知恵
腰痛と付き合う
介護の食事を考える
毎朝のお通じは健康の基本
腸内細菌の役割
肌にやさしい食生活
実践・きょうから始めるランニング
健康ちょっといい話〜循環器専門医からのメッセージ〜
走って健康・ランニングの勧め
サプリメントを考える
骨粗しょう症対策
うつ病と向き合うために
健康ダイエット
結核に注意
在宅リハビリテーションの勧め
筋肉を鍛えて健康長寿
魅力的な肌を保つコツ
仮設住宅の冬を乗り切るために
加齢に伴う目の病気
震災と健康維持
血液を知ろう
頭痛を考える
バランスの取れた健康
熱中症対策、水の役割と水分補給
大人の歯のトラブル
100人いれば100の健康

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