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遺伝する乳がん
ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが将来乳がんになるリスクを予防するために乳房切除を行ったというニュースが話題になりました。
乳がんを怖れない心の扉 アンジェリーナ・ジョリーの選択☆あなたの選択
ある遺伝子を持っていると
になりやすいという特徴があり、母親がその遺伝子を持つとき
で遺伝子が伝わってゆき、これは男女関係なく遺伝してゆきます。
しかし、乳がん患者のうち
- 遺伝的要因で発病するのは5〜10%
- 90%の乳がんは遺伝的要因と関連なし
となっており、大方の乳がんは
女性ホルモンの影響
によるものなのです。
特定の遺伝子を持っていると・・・
乳がんになりやすい遺伝子は様々なタイプがあり、特定の遺伝子異常があると
- 70〜80%で乳がんになる
- 50〜60%で卵巣がんになる
ことがわかっており、アンジェリーナ・ジョリーさんの場合は
などに特定の遺伝子による乳がん、卵巣がん、前立腺がんの発症があり、予防的に、乳房および卵巣の切除を行いました。
遺伝子検査について
もし近親者にガンの発症が多い場合には
遺伝子検査(血液検査)
で調べることができますが、保険適用外の自費負担となり
日本では二十数万円
という費用がかかってしまいます。
遺伝子検査を受ける場合には事前に
- 遺伝子の異常について
- 将来的にどのような影響があるのか
- 家族や親戚に与える影響
など
とよく相談して検査を進めてゆくことが大切になってきます。
ガンになりやすい遺伝子を持っているからと言って
- 必ずしもガンになるという訳ではない
- 遺伝子異常がなくても日本人の2人に1人はガンになる
という事実がありますので、必要以上に心配せずに
ことが何よりも大切なのです。
乳がん以外のガンと遺伝
特定の遺伝子に異常があると
- 女性なら乳がん、卵巣がん
- 男性なら前立腺がん、男性乳がん
- 膵臓がん
- 胃がん
などになりやすいことがわかっています。
もし特定の遺伝子を持っている人では、マンモグラフィによる乳がん検診ではなく
毎年MRIで検診を行う
ことが推奨されます。
女性のがんの本当の話 - がん専門女医と先輩患者からの本音のアドバイス - (頼りになるお医者さんシリーズ)
もう片方の乳房は大丈夫?
片方の乳房に乳がんができた場合、もう片方が乳がんになる人は
10人に1人
という割合となり、健康な乳房を予防的に手術するという事はありません。
しかし、遺伝子に異常があると、残っている乳房がガンになる確率は上がり、予防的に乳腺を取る手術を受ける人はいます。
予防的な手術を行う場合には、健康的な組織に対して手術を行う事になり
倫理的な検討
が必要となり、病院で行われる倫理委員会を経ないと手術を受けることができません。
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