04 生活を守る診療
生活を守る診療
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病気は治ったはずなのに…
病院での治療が終わった後にでも、まだ体がスッキリせずだるさやめまいが残ることがあります。
そのようなつかみどころのない症状は、総合診療科に行けば原因が分かるように思いますが必ずしもそうではいません。
特に慢性的にその様な症状が続いている場合には、身体的な病気が原因ではなく精神的なことが原因になっていたりもします。
患者さんは体調がすっきりしないという感覚を感じ、過敏状態にあるような場合では検査をしても異常が見つかいません。
そのような時に検査をしても異常は見つからず、しかし患者さんは何かしら症状を感じているわけですから、診察室で押し問答になってしまうことも多々あります。
治療法のない病気の治療
検査をしても異常がないのに患者さんは病気と感じ体の調子が悪いというような場合には、その症状に対してどのような対応していくのか考えていく必要があります。
もしそこで医療機関側が治療を打ちきれば、患者さんは他の医療機関に行って同じことの繰り返しになりますし、病気がよくならないことで、仕事を休んだり仕事を辞めてしまったりするようなことになるかもしれません。
このような時に総合診療科としてのアプローチとして、すべての原因を精神的な物だと決めつけずに、あらゆる方向から解決策を探っていきます。
検査で異常があるような病気でも同時にうつ病を発症する場合もありますし、異常がない場合でも精神面以外に生活環境や社会環境が問題であったりする場合もあります。
そのような中で、患者さんの経過を見て原因が見つかった場合には治療ができるのですが、それができない場合には患者さんの生活においても、より良い方向に向かうように指導することもあります。
病気と生活
例えば患者さんに頭痛がある場合、人によって市販の頭痛薬を飲めばやりすごせる場合と、頭痛で何もできず仕事も休まざるを得ないような人もいます。
このように同じ頭痛でも、患者さんの生活状況によって治療方針はおのずと変わってきます。
頭痛があっても、なんとか普段の生活や家事が続けられるような場合には
・今後も続けることができるかどうか
・できないことがあればどこに問題があるのか
など具体的に対策を考えていきます。
改善例として、頭痛で日中はずっと寝ているけれど椅子に座れるのなら座ってみるや、 1日中パジャマでいるという人には着替えを出来るならやってもらう。
外出を控えている人には、体調のいい日にだけ買い物や散歩に出かけてみる、ということをやってもらってその時の様子を教えてもらいます。
その結果を見て、やれば出来る事は患者さんの機能として大切にしてもらい、さらに少しずつできる範囲を広げていく事で病気の改善につながるこになります。
このように生活の改善を続けていれば、症状が解消するという事はありませんが、不調を感じつつも生活を取り戻して行く患者さんは多くいます。
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