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日本人が長寿になった理由
『人とのつながりが寿命に関係する!』
という話は意外に感じるかも知れませんが、近年の様々な研究でその関係性が明らかになってきています。
20世紀初頭から現在を比べると
日本人の平均寿命は30年伸びた!
という事実があり、世界的に見ても著しい長寿を実現しています。
寿命が伸びた理由その1
戦後すぐの頃には結核や乳幼児の脂肪率が高く、それが改善された事で寿命が伸びました
寿命が伸びた理由その2
もう一つの原因は脳卒中の低下で、それには冷蔵庫の普及が大きく寄与しています。
冷蔵庫が無い時代には塩分の高い保存食が多くたべられ、必然的に塩分摂取が多い事が脳卒中の発生原因でした。
寿命が伸びた理由その3
そして、近年明らかになってきた長寿の原因が
人とのつながり
なのです。
コレが長寿の秘密!
日本人がなぜ長寿なのか?は多くの学者によって研究されており、その中でも著名な予防医学の
イギリスのマーモット先生
の研究によると、日本とイギリスの医療レベルを比較した時、どう考えてもイギリスの医療レベルの方が高いにもかかわらず
日本人の寿命がどんどん伸びている!
という事実に気が付き、そのことについて調査、研究が行われました。
この研究では日本人の移民について寿命がどう変化したか?が調べられ、日本からハワイ、さらにハワイからサンフランシスコへ移民して行った人々を追ってみると
日本から離れるにしたがって寿命が短くなっていった!
という事実が突き止められました。
長寿の順番は
- 日本で暮らしている人
- ハワイに移住した日本人
- ハワイからサンフランシスコへ移住した日本人
という結果でした。
遺伝的には同じでも食生活や運動などの環境要因の変化で寿命が短くなるという原因も考えられましたが、寿命に一番関係しているのは
人とのつながり
なのではないか?という事をマーモット先生は述べています。
寿命に悪いのはコレ!?
マーモット先生が発表した
「なぜ日本人は長生きなのか!?」
という論文は世界的な反響を呼び、その内容から
人とのつながり
について研究が進んでゆくことになります。
寿命を縮める要因として生活習慣である
などはよく知られており、この中でも【喫煙】は寿命を縮める一番の原因と考えられています。
しかしさらに調べてみると、生活習慣以上に寿命に大きく関わる要因として
- 人とのつながり
- があり、
- 孤独は健康(寿命)に悪い
という事がわかって来ました。
なぜ孤独が健康(寿命)に悪いのか?
なぜ孤独が健康に良くないのかというと
ストレスを抱え込んでしまう
事が考えられ、人とふれあう事が無いとストレスも溜まってゆくばかりです。
また人とのつながりを持つと
- 人生にやりがいや張り合いが持てる
- 自分の役割がある
などが得られ、これこそが元気で長生きするためには必要なことなのではないかと言われています。
自立も大切です
健康長寿には人とのつながりのほかに
自立性
も大切で、この事を発見したのはハーバード大学で最も長い間教壇に立っている心理学の教授で、この先生が1970年代に行った興味深い研究は
老人ホームで植物の世話をすると寿命が伸びる
というものです。
この研究では比較対象のため、グループを2つに分けて
- 植物の世話を自分たちでするグループ
- スタッフが植物をしてくれるグループ
で調査が始まりました。
その結果、自分たちで植物の世話をしたグループは
寿命が2倍
になっていた!という驚くべき結果が得られました。
この研究からわかったことは
- 自分で物事をコントロールする
- 責任を持って物事をやり遂げる
などの、張り合いや自立性が得られると寿命が伸びるのではないか!という仮説が得られました。

この研究によらずとも、農業や漁業、林業など生涯現役の人は元気で長生きしている人が多いというのは経験的にわかっており、寿命と自立性について研究が進んでいるところです。
厚生労働省は最新の健康戦略として
健康日本21
という取り組みを発表し、その中身は
健康で長生きするために何をすべきか!
について、運動や食事、病気など様々な項目が述べられ、このたび新しく更新された内容に
- 人とのつながり
- 張り合いを持って生きる
- 自立した人生を送る
という項目も追加されています。
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