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画期的な研究
筋痛性脳脊髄炎、慢性疲労症候群は通常の血液検査やCT、MRI検査では異常が見つからず、客観的な診断も難しいという問題がありましたが、2014年に
ポジトロンCT
という検査で脳の炎症を直接見る方法が確立され、9名の患者さんと10名の健康な人の比較では
という事がわかってきました。
9名の患者さんのデータだけでは不確実な所もありますので、現在対象者を100人にまで増やし調査が行われ、その結果によって
などが明らかになってくることが期待され、今まではっきりした原因のわからなかった病気に対して画期的な研究であると言えます。
クリニックでも診断する方法の確率
ポジトロンCTはどの病院にもある訳ではありませんので、血液検査など簡単な検査でも筋痛性脳脊髄炎、慢性疲労症候群の診断ができる検査法の開発も行われ、すでに病気と関係のある血液反応も見つかっており、あとは
関係のあるバイオマーカー
が見つかればクリニックなどでも簡易検査法が可能になってきます。
現在この研究は大阪市立大学と理化学研究所が共同でおこなっており、臨床研究の募集が行われています。
http://www.med.osaka-cu.ac.jp/
http://tukare.jp/subject-recruitment/
治療の研究
現在脳の炎症を抑える薬が2つ候補にあがっており、その薬を使って脳の炎症が抑えられ、さらに症状が改善するのかという研究が行われているところです。
また厚生労働省の研究班で効果があった方法が3つ確認されています。
和温療法
この治療法は心不全の患者さんの治療を目的に鹿児島大学で行われた方法で、体を温める事によって血流の改
が認められ、厚生労働省の臨床研究として行われています。
Bスポット療法
筋痛性脳脊髄炎、慢性疲労症候群では上咽頭の炎症が良く見られ、炎症の部分を擦る事を繰り返すと、炎症が収まって来るとともに、この病気の症状も治ってくるという患者さんが見られる事から、この治療の有効性の検証が行われています。
磁気刺激法
この病気では患者さんの脳機能の一部が低下していることが判明しており、その部分に磁気で刺激を与えて脳機能を回復させると、痛みや疲れが取れるという報告があり、臨床試験が行われているところです。
慢性化した時の対処法
筋痛性脳脊髄炎、慢性疲労症候群は長期的に疲れや痛みが続き社会生活にも支障をきたす病気ですので
- 重症者には公的な援助
- この病気に対応できる病院を各県に1つは設置する
- 患者の社会復帰を手助ける仕組み
などが必用と考えられ、この病気に対する理解と社会のサポートの充実がこの病気で苦しんでいる患者さんの支えとなります。
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