ガンどういう病気か

ガンどういう病気か

スポンサードリンク

ガンという病気をどう捉えればよいのか


日本人においては3人に1人はガンで亡くなると言われていて、ガンは確かに恐ろしい病気です。

この背景にはガンという病気そのものよりも、ガンにまつわるイメージが過剰になっているように思います。

ガンと聞いただけで、絶望的になり不幸のどん底に落とされたような気持ちになる事は誰でもあると思いますし、実際の治療の現場でも患者さんにガンを告知すると、

「絶望の淵に落とされたような感じ」
とか
「頭が真っ白になって先生の話を覚えていない」

という事はよく聞きます。

しかし、命にかかわるような糖尿病の場合ではそのような事はありませんので、やはりガンという病気は特別なイメージがもたれた病気であるといえるでしょう。



糖尿病もガンも同じ?



「糖尿病とガン」は、徐々に体を蝕んで命に関わる病気なので、
「治療も非常に難しい病気」
という点では同じなのですが、患者の立場で糖尿病とガンを比べると病気の重さが同じようには感じられません。

しかし、両方の病気は合併症で苦しむなど同じような経過をたどります。



自分だけは癌にならない



ガンは特別な病気でまさか自分が癌になるなんて!と思われている人は多いと思います。

しかし統計的には、今生きている日本人の2人に1人はガンにかかっていますので、あなたも癌になる可能性は十分にあるのです。

また、家族や周囲の人も癌になるということは普通に起こることですので、変な言い方ですがガンも普通の病気として捉える方が良いのかもしれません。

身近な病気であるというふうに捉えれば、自分が癌と告知されても特別に怖がる必要はありませんし、普段から癌について知識を得るということもやりやすくなるのではないでしょうか。

癌に限らず、タブー視されている病気は、過剰なイメージばかり先行して病気と正面から向き合うことができていませんので、普段から病気についてよく知り、自分がその病気になったとしても、周囲の人がその病気になったとしても、正しい接し方をするような姿勢が必要です。



知らないというリスク



がんなど命に関わるような病気で怖いというイメージしか持っていないと、ガン=死という風にしか捉えられず病気のことを正しく判断することができなくなります。

がん治療を進めていく上では、何度も難しい判断を迫られることになるのですが、手術や抗がん剤治療をどのようにするのか?科学的な根拠に基づく判断や、自分の価値観に基づく判断などを行わなければなりません。

このような時に余計なイメージが頭にあると恐怖に心が支配されてしまい正しい判断ができなくなることになります。

テレビや小説などガンという病気を取り扱ったものが今まで多数ありましたので「不治の病」というイメージが出来上がっていることも分からないでは無いですが、医学は日進月歩で進んでいて、少し学べばそれは間違いだということに気づくはずです。

患者側の私たちも病気やその病気についての治療などを、日頃から情報収集や勉強をしておくことが大切なのです。
スポンサードリンク

01 ガンどういう病気か関連エントリー

02 あなたのがんは治らないと言われたとき
「あなたのガンは治りません」と医師から告げられたら、ほぼ全ての人は絶望的になるのではないでしょうか?しかし、全てにおいてそのように考える必要もなく、ガンと上手に付き合いながら生きてゆく方法もあるのです。
03 抗がん剤を知る
抗がん剤による治療は吐き気や毛が抜けるなどの副作用がある!と思っている人もいますが、最近の抗がん剤にはそのような副作用が出ない新薬もあります。抗癌剤治療を進める上で知っておくべき大切なコトとは?
04 緩和医療について
がんの治療で「緩和医療」と聞くと末期がん患者に行われる医療だと思われがちですが実はそのようなことはなく治療の初期から行われている医療なのです。緩和医療を知りより良い治療に結びつけて行きましょう。
05 健康とはなにか?
がん治療において抗がん剤は有効な治療法なのかもしれませんが、本当にそれしか治療法はないのでしょうか?医師をじっくり話してみると、もっと充実した人生を送りながら治療してゆく方法がある!という事例をご紹介します。