発達障害を理解する 〜ADHD・LD〜

発達障害を理解する 〜ADHD・LD〜

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ADHDとは



ADHDは日本語では
注意欠如多動性障害
と呼ばれていますが、ADHDという名前がよく知られており、以下の様な行動パターン
  • じっとしているのが苦手
  • 注意が散漫になりやすい
  • 集中ができない
  • 待つことができない衝動性
などの特徴が強く見られる事で診断をつけてゆきます。


一般的に子供は注意散漫でじっとしていないのが普通ですので
ADHDの行動は子供らしい
とも言えるのですが、時と場面によって自分で行動を制御できず
ある程度の年齢になっても特徴的な行動を示す
のがADHDの特徴です。


1歳を過ぎて歩けるようになると、買い物に行ってスーパーの中を走り回り、時には迷子になってしまう事さえあり、そのような時には母親がきちんとしつけをしていない!と周囲から非難される事も多々あります。


ADHDの子供は
わざと周囲を困らせようとしているのでは無い
という事の理解が大切ですし、その子の親御さんを支えていく大勢も大切です。


ADHDはそのことを正しく知り
  • 子供には穏やかに落ち着いて関わる
  • 親御さんには良く育てているというねぎらい
が必要なのです。



LDとは



LDはかつて
学習障害
と呼ばれており
・読み・書き・ソロバン
という後天的に学習する事がなかなか上手く行かないのですが、知的には全く遅れが認められないという特徴があります。


LDの子供は勉強した情報が脳に入ってきても
認知の歪み
が考えられ、文字や情報を上手く受け取れず、情報が入ってもすぐに記憶から漏れてしまい、記憶できてもその記憶を使って上手く書けないなどが見られます。


診断は認知の特性や見聞きするもの、記憶力などを検査して判断してゆきます。


学習には個人の特性や努力という要素も多大に影響しますが、限局性学習症の場合は
  • 読めるけれど書けない
  • 読み書きは上手でも算数ができない
など特定の場面でつまづきがあり、それぞれのケースに応じて対応してゆく必要があります。


限局性学習症があると勉強ができず劣等感につながりますが、学習障害をきちんと理解してゆき、ゆっくりコツコツと勉強を続けてゆくことでモチベーションを持ち続け、力をつけてゆくことが大切です。


また、漢字が覚えられない場合には電子辞書など補助的な支援機器を利用して書き取りの勉強をすると大きなつまづきも生じませんので、そのような工夫を取り入れてゆくことも一考です。
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03 発達障害を理解する 〜ADHD・LD〜関連エントリー

01 発達障害とは何か
発達障害のタイプと、正しい環境づくりについて
02 発達障害を理解する
自閉スペクトラム症に見られる特徴と理解について
04 発達障害のケアについて
発達障害を持つ子供の育て方、関わり方について
05 社会で支える発達障害
発達障害とそれを受け入れる社会のあり方について