本当の血圧とは

本当の血圧とは

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信頼できる血圧値とは



血圧は一日の中で常に変化しており、運動や感情、季節によっても変動します。


脳血管などの病気が起こりやすい血圧値は病院で測った血圧が基準になっていましたが、現在では家庭で測る血圧が基準になっています。


自宅で測る血圧は、落ち着いた環境で何度でも測れますので信頼性が高く、家庭血圧を基準にした高血圧の治療が世界的な流れになっており、日本高血圧学会も家庭血圧を推奨しています。


家庭血圧の基準は、病院で測定した数値より5mmhg低い値とされており
  • 上が135mmhg以上
  • 下が85mmhg以上
が高血圧と定められています。



家庭ではいつ、どの様に測れば良い?



様々な調査によって家庭で測る血圧の基準になるのが
起床して排尿してから測る
この時の測定値が高血圧の診断基準の値となります。


血圧の正しい測り方は
  • 椅子に座る
  • ゆったりした気持ちで
  • 1〜2分時間をかけて測定する
というのが正しい方法で、寝転んだり正座した状態では正しい血圧は測れません。


こうやって正しく測定した血圧を元にして、将来的な脳卒中や心臓病のリスクを評価したり、生活習慣の改善に役立ててゆきます。



どんな血圧計が良い?



血圧計は様々なタイプが発売されていますが、診断や治療の基準になる血圧を測る血圧計は
腕にカフを巻くタイプ
が良く、カフは心臓の高さに付けて測ることも大切なポイントです。




自宅と病院で違う血圧



家庭血圧は病院より5mmhg低いとされており、これは多くの調査によって導き出された結果なのですが、血圧を家庭で測ると
  • 病院よりも10以上低い
  • 病院よりも高い
など、診察室ではわからない詳細なデータが得られるというメリットがあります。


病院で血圧が高くなるのは
白衣高血圧
と呼ばれ、診察室で緊張することが原因ですぐに治療が必用ではなく、日常の血圧管理をして、悪くなれば治療をするというレベルです。


逆に自宅で高く病院で低いタイプは
仮面高血圧
と呼ばれ、本当は高血圧なのに病院で異常が無いと治療の対象にならず、患者さんが黙っていれば悪い状態が続くことになり普通の高血圧以上に注意が必用になってきます。


仮面高血圧は
  • 腎臓病
  • 糖尿病
があるとなりやすいと言われています。


また薬を飲んだ後に病院で測っても血圧は低い数値なのですが、
家庭では薬を飲む前に測定するのが原則になっており、このような場合の人も仮面高血圧になります。
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