加齢とともに衰える腸

加齢とともに衰える腸

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排便力?も衰える



歳をとると体のあちこちにガタが出てきますが、腸の機能も低下してきて、そのうちの一つに
排便力
があります。


若い人では、食事の後に胃や腸がよく動いて消化吸収が行われ、要らないものは便として排出されますが、高齢になって腸や直腸の動きが悪くなったり、便意を感じ取る能力の低下によって排便がスムーズにいかなくなってきます。


腸の健康状態は全身の健康にも大きく影響を与えると言われていますが、アメリカの調査では
便秘があると生存率が下がる
という結果が報告されており、慢性的な便秘の有無が寿命にもかかわってくるのです。



第二の脳



脳には150億の神経細胞があり、次に多いのが腸の神経細胞でその数は約1億個で
腸は第二の脳
と言われています。


この神経細胞は加齢によって減ってくる事がわかっており、その事によって
腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)
が低下してくることになり、それは40歳を超えたあたりから始まります。



腸の若さと便秘の関係



年齢と腸の弾力の関係性を調べた実験では
  • 20歳代が一番良い
  • 60歳代では20代の半分程度
と言う結果が得られています。


また便秘の年代を調べると
  • 50代までは女性が圧倒的に多い
  • 60歳代では男性が増加
  • 70歳代では男女同数程度になる
という事がわかっており、腸の弾力性の低下が関係していることが考えられます。


腸の機能低下によって便秘になると、長い間老廃物が留まる事で
直腸やS字結腸のガン
の発症率が高まり、大腸がんのうちこの部位にできるものが6割〜7割を占めています。


便秘があると必ずガンになるというわけではありませんが、お通じが良くなるに越したことはありません。



腸の健康と長寿の関係



高齢者では若い人に比べて腸管免疫力の低下は否めませんし、免疫力の低下によって様々な病気にもかかりやすくなります。


腸の健康には
腸内環境
が大切になってきますが、それには
  • 腸管機能(腸の動きと便意を感じ取る能力)
  • 食事(バランスの良い食事)
  • 腸内フローラを良くする(ビフィズス菌と善玉菌)
の3つを良い状態にする必要があります。
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