生活不活発病とは

生活不活発病とは

スポンサードリンク

こんな症状が出ます



生活不活発病は読んで字の如く
生活が活動的で無くなる事で起こる病気
です。

症状として、全身のあらゆる機能が低下してきて
  • 疲れやすい
  • 頭もスッキリしない
  • うつ病に似た症状
などが見られます。


80歳の男性の例では、肺炎で入院中に高熱のためほとんどベッドから起き上がれない状態が5日ほど続き、その後熱が下がっても
病気だから安静にしておこう
と考え、食事やトイレ以外は寝て過ごすという生活を送っていました。


2週間の入院中に安静にし続けていた結果、退院後に自宅に戻った時にはベッドから起きて立ち上がるのが難しくなり、少し起きているだけでも疲れやすくなってしまいました。


そのような状態が続くと歩くことさえ難しく、また新聞を読んでも頭がぼーっとして集中できず、お見舞いに来た人の名前が思い出せないようになり
認知症になったのでは?
と心配するような状態で、高齢で入院もしたことで体が弱ってしまったと家族は考えていました。


体は使わないと機能が低下してくる事はわかっていても、目のあたりにすると思っている以上に衰えが来て、寝たきりにつながることさえあるのです。


特に、高齢者が病気で入院した後にはそのような状態が起こりやすいと言えます。



病気や怪我の他にもこんな原因が



また病気や怪我などは無くても、定年後の自由な時間を持て余し一日中外出しない生活が続くと足腰が弱ってしまうケースや、息子夫婦との同居で姑さんが家事をしなくても良くなって衰えが進んだという例もあります。


生活不活発病の予防にはスポーツや散歩、体操など積極的に体を動かす事も良いのですが、生活の中で掃除や洗濯、料理や趣味などで体と頭を使うような習慣を持つ事が良く、それが予防につながります。



どんどん悪くなってゆく!



体を動かさないような時間が長ければ長いほど、体や頭の機能は低下してきます。


すると生活上の動きが遅くなり
  • 歩くのが遅い
  • 立ち上がるのに“よっこらしょ”
  • 家事がテキパキこなせない
  • など、負担が増し
  • 動けないから動かない
という悪循環に陥ります。


最初些細な事でも、小さな雪だまが転がるうちにどんどん大きくなるように、放置しておけば生活不活発病は【雪だるま式】に進行してゆくのです。
スポンサードリンク

01 生活不活発病とは関連エントリー

02 良い循環を生み出すために
生活不活発病や生活習慣病の改善には、動くための循環を作る事がポイントです。そのヒントをいくつか紹介しますので役立ててください。
03 外の世界とのつながりの大切さ
定年や引っ越しなどをきっかけに高齢者は簡単に生活不活発病になってしまいます。しかしちょっとした事で一度生活不活発病になっても、そこから抜け出せるのです。
04 作られた歩行不能を予防するには
寝たきりは作られる!というカラクリにハマらないための方法とは
05 「遠隔介護」予防のススメ
遠隔介護は継続的な取り組みが必要です。そのポイントと実例を紹介します。