栄養管理で何が変わるのか?

栄養管理で何が変わるのか?

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ガンに効くあの食物!?



たとえガンになっても栄養管理をしっかりすることで治療効果を上げることが出来ます。

では、栄養管理だけをきちんとすればガンを小さくすることができるのか?と言えば決してそのようなことは無く、あくまでも補助的な物と考えて下さい。

栄養補助食品やサプリメントで『ガンに効く』『ガンを小さくする』などと表記する事は禁止されています。

しかしながら、栄養管理を行うことによってガンという病気と正面から向き合える環境を整える事ができます。

栄養管理によって、できるだけ健康を保つことで治療中の生活の質を上げ、薬の副作用を軽減するという事が可能になるのです。



栄養管理をした場合の治療効果とは



ガンの治療法として1つ目に・薬物療法があります。

薬物療法は抗がん剤が使われますが、栄養管理が良いと抗がん剤の副作用も出にくくかつ効果も上がり、長期間に渡る薬物治療でも患者さんへの負担もより少なくなることがわかっています。


2つ目の治療法として・手術治療があります。

患者さんの栄養状態が良いと、手術や麻酔に際して合併症のリスクを下げる事ができ、術後の傷の治りが早い事が確認されています。


3つ目の治療法として・放射線治療があります。

放射線治療と聞くと原発事故による放射線と混同するかもしれませんが、全く異なるものです。放射線治療はがん細胞だけを狙って放射線を照射する治療で、患者さんの栄養状態が良いほうが副作用も出にくく、放射線を十分に当てることもできますので高い治療効果を得られます。



実際の栄養サポートチームのしごと



栄養サポートチームはチームとして多方面から患者さんの最も良い栄養管理を提案してゆきます。

医師は治療の専門家で、栄養管理の専門知識を勉強しているわけではありません。

しかし、治療と栄養管理は切っても切れない関係にあることが分かってきましたので治療を効果的に行うにはチームを組んで行かざるを得なくなってきました。

チームの中で医師は治療、薬剤師は吐き気や味覚異常など薬による副作用の対策、管理栄養士は適切な食事を、看護士は食事の食べ方や飲み方などの指導を行います。

栄養サポートは入院中のみならず、入院前後のサポートも始まっています。

神奈川県立がんセンターでは、栄養サポートチームという外来があり通院治療による栄養サポートを受ける事ができます。

入院中のみならず、退院してからも栄養管理サポートを受け、より健康な状態でガンと向き合う事で、副作用の少ない効果的な治療を行う環境が実現されるのです。
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