機能性ディスペプシアとは

機能性ディスペプシアとは

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胃が健康でも病気?



内視鏡検査をしても胃はとてもきれいなのですが
  • 胃もたれ
  • 胃の痛み
などの症状を感じる場合は
機能性ディスペプシア
と呼ばれる症状になります。


機能性ディスペプシアという概念ができたのは1980年代後半で、健康保険適用になったのは、つい数年前と比較的新しい病気となります。


機能性ディスペプシアという病気がわからなかった時代には、胃がんや胃潰瘍などの具体的な病気がなく、一見キレイな胃でも
慢性胃炎
が原因とされていて、その根拠として
  • 組織学的慢性胃炎(組織を調べ異常がある)
  • 内視鏡的慢性胃炎(少し赤い所がある)
  • 小康性胃炎(全く異常がない)
などを上げ患者さんに説明していました。



機能性ディスペプシアの原因は



日常生活において様々なストレスを感じることがあり、それによって胃腸に不調を感じることは良くありますが、いつも調子が悪いとなると治療が必要になってきます。


胃がきれいなのに、慢性的な胃の不調を感じる機能性ディスペプシアが起こるのは
  • 胃の動きの異常
  • 胃の感じ方の変化
が原因とされ
  • 胃もたれを週に2〜4回感じる
  • 胃の強い痛みが週に1〜2回ある
などが診断基準になります。


機能性ディスペプシアになりやすいのは
ストレスが胃に来やすいタイプの人
が最大の理由と考えられています。


命の危険を感じるようなストレスを感じると自律神経が影響を受け、胃の動きが止まって嘔吐したり、腸が激しく動き失禁したりします。


強いストレスで嘔吐や失禁を起こすのは、体から出せる物を出して身軽になり、逃げやすくするという本能が自律神経に働きかけるもので、自律神経は意志の力でコントロールできず
  • 不安
  • ストレス
  • 緊張
などが自律神経に直接影響を与えます。


ストレスや不安で自律神経が弱っていたり、感じやすくなっていると、機能性ディスペプシアにもなりやすくなります。
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