機能性ディスペプシアの治療

機能性ディスペプシアの治療

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薬で治す!



胃カメラで調べてもキレイな胃なのに胃の不調を感じる【機能性ディスペプシア】の治療には
  • 胃酸抑制剤
  • 胃運動機能改善薬
などの薬物療法を行います。






胃の不調の原因が胃酸によるものだった場合には、胃酸抑制剤がかなり良く効きます。


また、食べ物を食べると胃の上部が膨らんで食べ物がそこに溜まり、次に腸が動くという動きが起こるのですが、緊張を感じると胃や腸が正常に運動せず
  • 少し食べただけで満腹感を感じてしまう
  • 長い間胃もたれを感じる
ような事があり、これらの症状に対して胃運動機能改善薬は有効に働きます。



さらに別の薬でも



胃酸を抑える薬や、胃の運動を助ける薬でも胃の不調が治らない時には
  • 抗うつ薬
  • 抗不安薬
など脳に働きかける薬が使われます。


使われる薬の量は、精神科で使う量より少なく、薬の種類も違っており
緩和精神安定剤
的な目的で使います。


神経が過敏すぎると、脳は胃からの信号を敏感に感じてしまうのですが、薬を使う事によって感度を落とし症状を落ち着かせます。


他に漢方薬も治療にはよく使われますが、漢方薬は胃酸抑制剤や胃運動機能改善薬が効かなかった時に使うのが一般的です。


精神薬や漢方薬は専門医による治療が良く、これらの治療に際しては主治医とよく相談することが大切です。



薬の効果は?



ここまで述べてきた機能性ディスペプシアに対する薬の治療ですが
薬物療法の効果はそれほど高くない
と言われています。


実際のところは薬を飲むことによって
治療をしたという安心感
こそが自律神経を安定させて症状を緩和させるのではないかとかんがえられており
医師と患者の信頼関係
が良い治療成果につながってゆきます。


胃の不調を感じている人は、何らかの病気を考えており、診察を受けることによってその原因がわかり、薬を飲むなど具体的な治療を受ける事が安心感につながり、さらに自律神経の安定のためには
生活習慣の改善
がとても重要になってきます。
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