食事の重要性

食事の重要性

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食べることの意味



食事は口から食べ、消化吸収されて栄養となります。

乳児や幼児では、成長期の体を作るために食事から栄養を摂り、成人では生命の維持や日々の活動のために栄養を摂ります。

やがて高齢者になると、若いころのように体も動かなくなり活動するための栄養もそれほど必要としません。

さらに【寝たきり」になってしまうと運動量は制限されて食欲もわかず、少量の食事で済ませることが多いのですが、それだけに栄養のバランスを考えないと一部の栄養が不足してきます。

体温を維持したり、新陳代謝によってエネルギーは消費されますので【寝たきり】になれば食事が細くなり、少ない食事でもバランスの取れた食事を摂らなければなりません。



食事と脳



食事するという行為だけを見ても脳は活発に働いています。

脳は、

体を動かす為の「運動機能」の他に
体の外や内側を感じる「感覚機能」
血液の流れや呼吸など生命維持の為の「自立機能」
状況判断や未来の事を考える「高次脳機能」

など色々な場面に置いて常に働いています。

『脳の活性化』とは、自分自身で考え行動することになり、体を自由に動かすには感覚機能が重要で、どのように体を使って動いたかを感知して脳は伝え運動と感覚の連鎖を制御しています。



無意識に働く脳



脳は体の栄養状態を把握して、栄養が不足してくると「空腹感」を発します。

私達は空腹感を感じると、食物を買いに行くなり自分で作るなりして食物を得る行動をおこし、食事をします。

自分で買ったり作ったりした物はすぐに食べますが、知らない場所で知らない人から出された食事は、見た目や匂い、さらに周囲の状況を判断して「食べても安全だ」と脳が判断して初めて食べるというゴーサインがでます。

口の中では、噛み砕いて唾液と混ぜ味や食感を感じながら食物の安全性をもう一度確認し、良く噛んだ食物が安全だとわかると飲み込みます。

このように「食べる」ということだけでも、無意識のうちにこれだけ脳は働き、さらに手や上半身などの運動機能を使うことでその機能を維持し、障害を受けた時には「食べる」という行為で運動機能の回復の助けにもなります。

食べる事で脳が「美味しい」と感じれば、それが喜びになり生きる意欲につながります。

さらに口にはコミュニケーションを取るという重要な機能もあり、食べることはコミュニケーション機能の維持や回復にもつながります。
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