最初の手がかり血液検査

最初の手がかり血液検査

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肝臓がんの特徴



肝臓の病気の中で最も恐れられているのが【肝臓がん】ですが
肝臓がんは予防できる
病気なのです。


他の臓器では臓器が健康な状態でガンが進行しますが、肝臓ガンは肝臓が病気になっていないのにガンが発生する事はめったにありません。


肝臓の病気には炎症を起こす【肝炎】があり、炎症が慢性的に続くと
慢性肝炎
になり、肝臓の細胞が変質して能力が低下してくると
肝硬変
という状態になり、その後数十年という長い期間をかけて進行してゆき
状態が悪くなるほど、肝臓がんの発生リスクは上がって行く
ことになりますので、肝炎や肝硬変の治療がとても重要になってきます。



肝炎や意外な原因



肝炎はウイルスによって発症する
ウイルス性肝炎
がありその種類にはAからEまでのタイプがありますが、多いのは
  1. B型肝炎
  2. C型肝炎
で全体の8割を占めています。


肝炎の他に懸念されるものに【脂肪肝】があり、これは
  1. 飲みすぎ
  2. 肥満
  3. 糖尿病
などが原因で肝臓に脂肪が溜まった状態で
脂肪肝が肝臓がんの原因になる
という事が最近わかってきました。



早期に肝臓の異変を見つけるには!



肝臓は沈黙の臓器という有名な言葉があるほど、病気が進行するまで自覚症状が現れません。


肝臓の病気をいち早く知るには
  • 定期健診
  • 血液検査
などでチェックすることが可能です。


健康診断で肝機能を見るには
  • ALT
  • AST
  • Γ-GTP
の3つがあります。


ALT
ALTは肝臓の細胞に含まれる酵素で、肝臓の細胞が壊れると血液中に出てきて、肝炎になるとこの数値が高くなり
基準値は43未満
になっています。

AST
ASTは肝臓の細胞に含まれる酵素で
基準値は38未満
となっています。

Γ-GTP
ガンマGTPは解毒を助ける酵素を見るもので、アルコールと関係性が深く、他の検査項目が正常で、ガンマGTPだけが異常な場合には飲みすぎで肝臓が傷んでいる可能性を表しています。
  1. 男性で73未満
  2. 女性で48未満
が正常値となります。


検査で異常が見つかった段階では自覚症状は無いのですが、すでに肝臓は病気になっています。


毎年の健診で肝機能に問題あり!という数値が出ているのに
アルコールを控えれば大丈夫
と高をくくっている人も多いのですが
Γ-GTPが高いだけで肝臓がんのリスクは高くなる
事があり、検査結果で異常があった場合には病院で診てもらう事が肝臓がんの予防につながります。
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