傷の手当ての基礎知識

傷の手当ての基礎知識

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怪我をした時に病院に行く目安



日常生活で怪我をすることはよくあり、擦り傷程度では病院に行く必要はありませんが
  • 10分以上傷口を押さえていても血がとまらない
  • 動物に噛まれた
  • 泥で汚れた傷
  • しびれがある
  • 指などの動きが悪い
  • 傷口が開いている
などの自覚症状がある場合には、奥のほうまで傷ついている場合がありますので、できるだけ早く病院で診てもらうようにします。


また応急処置として、動物に噛まれたりひっかかれたりした場合には
傷口を水道水などでキレイに洗う
事が第一で、かみ傷などは傷口が深く破傷風の予防のためにも
必ず病院で治療を受ける
ことが大切です。



クラゲに刺されたときの正しい対処法



海水浴でクラゲに刺された時には
刺された場所は触らない
ことが基本です。


刺された場所は毒針と毒袋が刺さっている可能性があり、傷口に触ってしまうと、さらに悪化させてしまいます。


クラゲに刺されたときには
海水で刺された場所を洗い流す
というのが正解です。


もし水道水で洗ってしまうと浸透圧の関係で毒が入ってしまう事につながりますので、そのようなことはやめるべきです。


また腫れがひどくなってきたときには早めに病院に行きましょう。



日焼けの対処法



うっかり日焼けしすぎてしまった時などは
  • 肌が真っ赤になる
  • 水膨れができる
  • 痛みで眠れない
などになり、セルフケアとして冷やすことが第一です。


また水ぶくれが破れた時などは薬を使った治療が必要になりますので病院で診てもらう様にします。



登山中の怪我について



山ではすぐに病院に行くことができませんので、傷口から出血している場合には
傷口の圧迫による止血
をして、病院を受診するようにします。


指先の傷などは、指の根元を輪ゴムなどで止血する人もいますが、血流が悪くなると傷口の治りも悪くなりますので
傷口の圧迫
が応急処置の基本になり、料理の時に指を切っても同じような処置が基本です。



傷口は乾かしたほうが良い?



昔から切り傷や擦り傷は
傷口を乾かす
というのが普通の対処法でした。


これは、傷口が治ると乾燥している事から、早く乾かした方が良いという考えが定着していましたが、形成外科では昔から
傷口は湿った状態のほうが早く治る
というのが常識で、これは傷口が湿っていたほうが細胞が増えやすく、より回復も早くなるためです。


最近では
傷口は湿ったまま治す
という絆創膏なども発売されており、傷の治療の大きな変化と言えます。






傷や怪我の時に最適な診療科とは



怪我などで病院に行く場合
形成外科
があれば、傷を専門にしている診療科ですので『形成外科』を受診するようにします。


もし形成外科が近くに無ければ
  • 外科
  • 皮膚科
などでも対応してもらえます。
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