心の障害と偉人

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偉人の躁うつ病



足利尊氏は若いうちから位の高い位置にありましたが
  • 言動に一貫性が無い
  • 気持ちの変動が激しかった
という事が伝えられており、具体的には合戦で苦戦に陥るとすぐに切腹しようとしたり、新しく得た領土を気前よく部下に与えたりという他に、敵対する後醍醐天皇の死に際して大変落ち込んだという記録が残っており、診断すると
双極性障害
であると考えられます。


双極性障害は以前は【躁うつ病】と呼ばれており、元気な時と落ち込んだ時を繰り返す病気で原因として
  • 遺伝的要因
  • 生活のストレス
  • 栄養状態
などが考えられます。


内外で双極性障害の偉人は
  • ゲーテ
  • ヘンデル
  • 北杜夫
などがおり、気分がハイな時には活動的で普通の人ではためらうような事を平気でやってのける事が可能で、歴史上の快挙もそのような能力によるところが大きく、モーツァルトはずっと軽躁状態だったと言われています。



あの有名人もADHD



幕末の志士として有名な坂本竜馬は
  • 組織の秩序になじめない
  • 遠慮がない
  • 人の話を聞かない
  • 衣服に無頓着
  • 友人に宛てた手紙の内容が飛ぶ
などの特徴がみられ
ADHD(注意欠陥多動性障害)
であったっと考えられ、特徴的な症状に
  • 落ち着きがない
  • 思ったことをすぐに口にする
  • 物事を順序立てて行うのが苦手
などがあります。


他にも
  • モーツァルト
  • エジソン
  • アインシュタイン
  • スティーブ・ジョブズ
など革新的な成果を残した人にADHDがかなり多いと言われています。



アスペルガー症候群の偉人



明治維新前後で心の障害があった偉人に医師の大村益次郎がおり、大村は蘭学者として能力を発揮した人で、無駄を嫌い対人関係も苦手だったという記録があり
  • 言葉が断定的
  • 人の神経を逆なでする言動
  • コミュニケーションが下手
  • 興味のある事はとことん極める
などの特徴から
アスペルガー症候群
だったと思われます。


大村益次郎が偉業を成しえた陰には、友人である桂小五郎が周囲の人に大村の人間性を説きサポートした事が大きく、彼の豊富な西洋の知識と徹底した合理主義が明治維新に活かされることになりました。
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