健診(検診)とは

健診(検診)とは

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健康診断と検査



健康診断を略して「健診」と書きますが、検査の「検診」と表記される場合もあります。

「健診」は健康かどうかを様々な方面から調べるスクリーニングが目的で、健康診断の結果を見て健康指導が行われます。

「検診」の方は特定の病気を検査して診断確定や早期発見が目的になり、「がん検診」などはその最たるものです。

子供が産まれてから以降定期的に行われる乳幼児健診、さらに学校に行くと学童健診、会社に就職すれば企業定期健診が行われます。

他にも「がん検診」なども定期健診と同じく法律で整備されている健診です。



人間ドック、脳ドック



人間ドックも広い意味で健診と言えますが、定期検診と違う点は検査項目が多く検査後の説明やフォローも厚く行われます。

人間ドックではCTやエコーなどを使い、より早期に病変を見つけるメニューや、脳ドックではMRI検査などの画像診断も行われています。

このような検査は法律で定められた検査意外の任意の検査ということになり、より早期に病気を発見したり予防の為には受けたほうが良いと言われています。



検査で病気が見つかったら!?



病気かもしれないけれど、検査をして何か重い病気が見つかったら怖いから検査も受けないでおこう。

という思いを持っている人も多くいます。

しかしながら病気は放置すればするほど悪くなり、治療も大変になりますので健診を受け早めの対策が結局良い結果につながります。

他にも健診を受けない理由として、仕事が忙しいとか、どこの病院に行ったらいいのかわからない、健診の費用が高い、などがありますが、1年に1回は健診を受けていただきたいと思います。



健診を受けたから大丈夫!?



健診を受けているので大丈夫!と思ってはいけません。

むしろ健康診断を受けた後に示されるデータを見て、その後の行動を正してゆかなければ健診の意味がありません。

例えば健診で血圧が180や200と診断された後に、病院に行かない人が7割にもなると報告されています。

もし血圧が高いまま放置すれば脳出血などのリスクが高いままの状態が続き、もし脳出血が起こった場合には結果的に高い医療費を払う羽目になりますし、患者さん本人のみならず家族にまで大きな負担をしいてしまうことになります。

企業や健保組合でも病気の発症リスクの高い人の健康管理をどうしてゆくかが課題になっています。

健康診断で異常が見つかった場合には、躊躇せず病院に行くようにしたいものです。
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