より早期に病気を見つけるには

より早期に病気を見つけるには

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健診を受ければどんな病気でも見つかる!?


健診を受ければどんな病気でも見つかる様に思いますが、検査によって見つかる病気は限られています。

採血検査では血糖値から糖尿病やコレステロール症などが分かったり、血圧検査では高血圧症の診断が出来、画像診断ではガンなどの発見につながります。

またごく初期のガンなど疑わしい病変が見つかると二次検査につなげる事も可能になってきます。

検診で見つけにくい代表格としては【すい臓がん】があり、かなり進行したガンでも超音波診断ではわかりにくく、病気によって見つけやすい物、見つけにくい物があります。



早期ほど発見は難しい



同じ病気でも、早期の時期には病変が小さく発見の難易度も高くなってきます。

画像診断では医師がレントゲン写真を判断する「読影(どくえい)」を行うわけですが、医師の経験やレベルによって結果が異なる場合もあり、病院によっては違う医師でダブルチェックを行い、より精度の高い診断を行う様にしている所もあります。

医師のレベルの他にも検査機器の性能の差も病気の発見精度を左右する要因にもなり、どこの病院で検診を受ければ良いのか?判断がつかなくなってしまいます。


迷ったらココ!



検診を専門的に評価する団体として『日本人間ドック学会』があります。

日本人間ドック学会では『機能評価認定』という評価方法で各病院をチェックし一定レベル以上の病院は日本人間ドック学会で認定され、当ホームページから調べる事ができます。
http://www.ningen-dock.jp/list/facility.php



検査の限界



病気があっても見つかる場合と見つからない場合があります。

代表的なものに【大腸がん】の「便潜血検査」があります。

この検査では便に血が混じっているかどうかを調べるもので、検査は比較的安価で行え、大人数で行った場合には検査で大腸がんで死亡する人を減らせる効果のある方法なのですが、早期の大腸がんでは半数程度が陰性となり、進行がんでも1割〜2割程度の人が陰性となり、便潜血検査だけで大腸がんを確実に発見するという訳にはいきません。

大腸がんの検査には『内視鏡』が有効で、大腸内視鏡検査ではガンの発見や、将来ガン化する可能性のあるポリープの切除なども行え、大腸がんの発生や死亡率を抑える事ができます。

このような検査漏れを防ぐには、定期健診を受けることと、内視鏡やMRI、採血など他の検査法も併用して行う事が大切です。
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