脳梗塞や心臓病への影響

脳梗塞や心臓病への影響

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メタボに糖尿病



糖尿病の人では健康な人に比べて
2倍〜3倍
も脳梗塞や心臓病になるといわれており糖尿病と共に
  • 肥満
  • 高血圧
  • 高脂血症
などのメタボリックシンドロームが合併しているとさらに危険度が増すことがわかっています。



食後に血糖値が高くなる人の危険性



糖尿病の検査でより詳細に調べる
75g糖負荷試験
で食後に急激に血糖値が上がるタイプの人の場合、平常時から血糖値が高い人と比較した国際的なデータはありませんが、九州大学が行った久山町での調査では
より脳梗塞や心臓病になりやすい
という結果が出ており、通常の糖尿病より注意が必要になってきます。


食後の血糖値が高くなる人では、食後に血糖値の急激な上昇を繰り返し、そのたびに細胞から
有害な活性酸素
が生まれ、その結果血管壁が傷つき、それをを治すために免疫細胞が血管壁に入り込み
  • 血管の壁を厚くする
  • 血管が狭くなる
事で動脈硬化が起こり、脳梗塞や心筋梗塞になりやすいと考えられています。


血糖値測定
  


健康になるには



食後の血糖値が上がる糖尿病は、空腹時高血糖の症状を示す糖尿病よりも早期に出現してきますので
  • 早期発見
  • 早期治療
がその後の病気になるリスクを抑えることに役立ちます。


また脳梗塞や心筋梗塞になるリスク要因として
  • 高血圧
  • メタボ
  • 喫煙
などが良く知られており、そこに糖尿病が加わると相乗効果でより危険になる事がわかっていますので、それぞれの悪い習慣を改善することで糖尿病のみならず他の生活習慣病の予防につながってゆきます。


糖尿病が通常の検査で見つかった時や、食後血糖値上昇が見つかった事をきっかけにして
  • ダイエット
  • 運動
  • 禁煙
などに取り組むと
  • 血圧の低下
  • 脂質異常の改善
  • 心筋梗塞、脳梗塞、ガンの予防
など計り知れない効果が期待できます。


健康になるか、生活習慣病になるかは本人の意識次第ですので、日ごろからの健康管理に血圧や血糖値を測り自分の状態を知っておくのはとても有意義なのです。
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