吃音と上手くつきあうには

吃音と上手くつきあうには

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支援体制について



吃音は発達障害支援法の対象になっており、地域の発達相談の窓口などで相談を受け付けていますが、吃音については
言語聴覚士
が専門知識を持っており吃音のリハビリを行ってくれます。


各都道府県には
言語聴覚士会
があり、吃音や治療についての相談を受け付けています。


国家資格である言語聴覚士ができる前に
ことばの教室
が小学校に置かれてきたという経緯がありますが、中学や高校には無く吃音支援の体制は整っていないと言えます。



吃音との向き合い方



吃音は努力や訓練で完全に無くせないものです。


吃音があっても滑らかに話せる時と、どもる時があり、どもる時の自分を否定的にとらえてしまいがちですが、そのように思ってしまうと話すのが怖くなってしまいます。


そのような中で大切なのは
自分の吃音を人に伝える
事で、時々言葉がつまったり、滑らかに話したりと両面を持っているのが私であるのを相手に知ってもらうようにします。


そのように自分や周囲の人に吃音を受け入れる関係ができると、話していてどもりが出ても落ち込むことはありませんし恐怖を感じることもなくなってきます。



正しい接し方



吃音で嫌な思いをすると、話すことが怖くなって対人恐怖症になることさえあり、自分の思いを言葉に出して伝えたい意欲を失ってしまうことにつながります。


吃音があっても話したいという気持ちを持ちながら生きてゆくためには、子供のころから周囲の理解が欠かせません。


吃音は小学生になる前から始まることが多く、子供時代には一年ごとに話す相手が変わってしまい非常にストレスが多い環境に置かれ続けます。


子供は大人の行動を見ており、大人が吃音の子供に間違った接し方をすると子供の友人たちも間違った接し方をしてしまうことになります。


吃音の子供を持つ親ができるのは、正しい知識を持ち
周囲の人に子供の吃音の事を継続的に伝える
事が大切なのです。
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03 吃音の治療
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04 吃音への誤解
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