子供どうしの仲間関係

子供どうしの仲間関係

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※このシリーズでは、母親=養育者のコトで、育児に関わる父親、祖父母などの養育者を指します。

子供はこんな風に仲間と付き合います



子供同士では、体つきも似ていますので馴染みのある存在としての認識が生まれ、同じ部屋で、近くの子供が鳴き出すと他の子供もつられて泣き出すなど、相手を意識した行動が見られます。


6ヶ月頃になると運動能力や認知能力が伸びてきて

  • 相手に手を出す

  • など他の子供と関わりを持つようになり、1歳を過ぎると、

  • オモチャの取り合い

  • などが他の子どもと関わりを持つきっかけとなります。


    さらに3〜4歳になると数人で遊ぶ様になり、
    • オモチャの貸し借り
    • 仲間での共有
    など仲間での活動に関心をもっている事がわかります。


    仲間との関係を持つ中で自己主張や自己制御、共感、社会的ルールを理解してコミュニケーション力や問題を解決する能力を身につけて行きます。



    子供の自立



    小学生の低学年では、名簿が近いとか家が近いなど近い場所に居る友達になる事が多く、性格で友人を選ぶような事はあまりありません。


    このような物理的な理由による友達は長く続くことはなく、小学校高学年になると4〜5人の仲の良いグループが出来「秘密基地」や「自分たちのルール」などで仲間の絆を深めてゆきます。


    さらに高校生の年代になると

  • 二人の親友関係

  • が重要になり、青年期にこのような関係を持つことにより

  • これまでの自分を見直す

  • 親友という他人を通じで自分の内面の問題を解消する
    ことが出来ると考えられています。


    成長に連れ親との関係は薄れてゆき、やがて自立という道を歩んでゆきます。



    遊びと教育



    現在では子供の時代に秘密基地を作って遊ぶという事は無く、学校から帰ってきたら塾へ行くという子供がほとんどです。


    塾での友だち関係は、外で遊んでいた時代の友だち関係とはかなり違っているとおもいますが、それなりに子供の文化は生まれていると思われます。


    不登校の子供には
    学校には行かないけれど塾には行く
    という子供がけっこういて、その子たちにとっては塾は
    友だちに会える楽しい場所
    であり、塾の違う役割も見えてきます。



    心の傷をケアする



    小さいころから虐待を受け続けて来た子供の心の傷は
    長い心理的なケア
    によって回復させる事もできます。


    また虐待をうけていても、良い関係の他人がいればその後の立ち直りも良いと言われています。


    困難なケースもありますが人の心には柔軟性があり、そのことを忘れないで頂きたいと思います。
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