更年期障害の診断

更年期障害の診断

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専門医の重要性



病院に行って【更年期障害】の診断は、行った病院によって違ってきます。

例えば、自分は更年期障害だと認識している女性が、更年期障害の専門医のいる病院に行った時などには簡単に診断がつきますが、更年期障害の認識の無い医師に診察してもらうと、診断がつかないという事にもなってしまいます。

さらに患者さんが更年期障害の認識をもたずに、更年期障害が専門でない医師に診察をしてもらった時には「あーでもないこーでもない」とボタンの掛け違いが起こってしまうのです。

例えば頭痛がある場合には、まず脳外科に行ってMRIを撮って異常なしという診断が出れば、さらに【めまい】がある場合には耳鼻科に行ってメニエール病の検査をされ、指やヒザの関節が痛くなれば整形外科でレントゲンを撮ったり・・・

と原因を特定するために、色々な診療科をめぐりその度に検査また検査が続くことになってしまいます。

このようにして更年期障害専門医のいる病院に行く頃には、検査漬け薬、漬け状態になっている患者さんも少なくありません。

更年期障害は的確な診断ができないと、医療費も時間も無駄にしてしまうことになりますから、40歳を過ぎた女性は「そろそろ自分にも更年期障害が起こる」と気持ちの準備をしておくことが必要です。



おかしいな?と思ったら



更年期障害なんてまだまだ!と思っていても時間は誰にでも平等に流れて行きますので、症状や程度の差はあれ更年期障害が出てきます。

インターネットや本を使えば、今感じている自覚症状が更年期障害かどうか調べることは簡単です。

もし更年期障害に当てはまるような事があれば、対処が早ければ早いほど効果的ですし、時間もかからず医療費も安く済みます。



更年期障害の診断の手順



更年期障害は問診票とSMIとよばれるチェックシートで症状の有無を確認し、採血や血圧測定を行います。

この時医師として患者さんに聞きたい事は「閉経後の人生をどのように考えているか」という事で、これは人生の最後まで自立して生きていく意思を持っているかどうかを確かめる意味があります。



役に立つものとは?



患者さんが受診の時に『基礎体温』記録を持ってきていただけると、とても役に立ちます。

これは卵巣ホルモンの作用が体温に現れますので、基礎体温表を見ただけで卵巣の状態がよくわかり、治療の大きな助けにつながるためです。

基礎体温といえば妊娠する時に付けるというイメージですが、子供を産んでからも基礎体温の記録は大切で、基礎体温をみれば卵巣の健康状態がわかるものなのです。

更年期障害で専門外来を受診する時には、基礎体温をつけて持っていく事がよりよい治療につながるとともに医療費の節約にもなります。
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03 更年期障害の診断関連エントリー

01 更年期に何が起きているのか?
更年期になると、冷や汗がでたり体が火照ったり、人によっては腰痛や頭痛など様々な障害が出てきます。それ以外にも動脈硬化やコレステロール値の上昇などいずれ脳卒中や心筋梗塞など命に関わる病気にもなってしまいますので注意が必要なのです。
02 男性にも更年期はあるのか?
更年期といえば女性の病気のはずなんですが、実は男性にも更年期がある?ってどういうことなの!?
04 ホルモン補充療法
更年期障害は精神的肉体的に非常に辛く、生きていく気力さえ奪ってしまいます。それを解決するのがホルモン補充療法なのですが、治療に際してはリスクと効果をしっかり知っておく事がよりよい成果に結びつきます。
05 元気に迎える老年期
更年期を迎えた女性はどのような事に注意してゆかなければならないのでしょうか?コレを知らないと知っているのでは、その後に幸せになるか不幸になるか程の差が出てしまいます。