格子が曲がって見える病気について

格子じま（方眼紙）がゆがんで見えたらすぐに眼科に行きましょう！

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最近物が曲がって見えることはありませんか？

格子じまが曲がって見える場合には、様々な病気が考えられ、超高齢化社会を迎える現在では
格子じまがゆがんで見える
という症状を訴えて病院に来る人も増え続けています。


私たちが物を見る時には、目の表面から入ってきた光を網膜で感じ取り、その中でもピントを合わせて物を見るのは網膜の真ん中の『黄斑』という場所で、読んで字の如く黄色い色素が多く見られます。

黄斑には、物の形を判断する
錐体（すいたい）
という細胞が多くあり、とても繊細で敏感な場所なのです。


もし黄斑に出血や浮腫、シワなどが出来るときちんと物の形が認識できず

• 縦の線や横の線がゆがんで見える
• 一部分だけ暗く見える
• 格子じま（方眼紙）が曲がって見える

など加齢とともにこのような症状も増えてきます。

症状から診断できる場合

黄斑に病気がると物がゆがんでみえてきますが、その見え方を調べるとある程度病気の原因がわかります。

黄斑円孔

元々目が良い人でも高齢になると黄斑の真ん中に穴が開く病気で

• 格子じまが中央に集中した形
• ブラックホールに吸い込まれる様な形

の様な見え方になります。

黄斑上膜（黄斑前膜）

横の線や縦の線が波を打って見える様になり、高齢になると多くなってくる症状です。

有名なあの病気

加齢黄斑変性という病気をよく耳にしますが、生活の欧米化と共にここ20年で非常に増えてきた病気で、加齢黄斑変性症があまりにも多く、多くは両目で起こる事や治療法が難しいことなどから、とても有名になってきました。


しかし最近では、一部の加齢黄斑変性症に対して病態を落ちるかせる治療法も確率されており、早期治療が何よりも大切な事から、テレビなどで頻繁に取り上げられる様になってきています。


黄斑には

• 黄斑円孔
• 黄斑上膜
• 加齢黄斑変性

の他にも

• 黄斑浮腫
• 黄斑剥離

など多くの病気があり、加齢黄斑変性症だけが黄斑の病気という訳ではありません。

黄斑の治療について

黄斑円孔や黄斑上膜については、眼の中に細い器具を入れて行う
硝子体手術
で治療することが出来ます。


しかしながら長い間病態を放置しておくと治りも悪く、担当医と良く相談することが必要になってきます。

セルフチェックは定期的に！

片方の眼だけに病気があるときには、気づきにくい事が多いので
片目で物を見て

• 物がゆがんで見えないか
• 視野が欠ける所や黒い点や暗く見える所はないか

のチェックを定期的に行うことが大切です。


特に視野が欠けている場所は初期の状態ではわかりにくいので
片目ずつ丁寧にチェック
を行い、異常があればすぐに眼科を受診する事が必要です。



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