大腸がんで手術を選択した場合

大腸がんで手術を選択した場合

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治療の後はどうなる?



実際の患者さんの話ではありませんが、納得できる医療を受ける為に、医師や看護師など医療現場の専門職の意見を聞く事は非常に参考になります。


例えばがんの治療において
  • 手術
  • 抗がん剤
  • 緩和医療
などが治療の選択しとしてありますが、これらは医師と患者が相談して決める事になります。


しかし、その治療を受けた後はどのようなことになるのか?を知らずに選択していることが多々あり、治療を受ける際には
治療後どうなるのか
を知ったうえで、自分のライフスタイルと照らし合わせて選択することが大切になってきます。



大腸がんが見つかりました



一人暮らしの女性(78歳)は検査で大腸がんが見つかり、ガンの進行度は5段階中の「ステージ3」というものでした。


ガンの治療では通常は
手術
が一番良いとされ、他の治療よりも長く生きられるという研究結果も出ています。


もし、手術を望まない場合には
抗がん剤
による治療があり、完治は望めないまでもガンの進行を抑制する働きがあります。


さらに、ガンによる苦しみだけを取り除く
緩和ケア
を受けるという選択肢もあります。


もし今回の患者さんが80歳代後半の人であれば体全体も老化しており、手術以外の治療が良いと思うかもしれませんが、78歳という年齢では、現在の価値観や生活の状態によって、どの治療を選択するのか迷うのではないかと思います。



手術を選んだ場合には・・・



手術はガンを治すための治療になりますが、体の一部を切除することによる体力の消耗が起こる事や、手術は成功しても、大腸がんにおけるステージ3の再発率は30.8%というデータもあり、その事も考えておかなければなりません。


手術後には、体に残っているかもしれないがん細胞に対して
抗がん剤治療
を行うことがあり
  • 吐き気
  • 食欲低下
  • 下痢
  • 脱毛
  • 手足のしびれ
などの副作用も考えておかなければなりません。


また
  • 血液検査(腫瘍マーカー)
  • CT検査
で定期検査をして再発がないかを5年〜10年と経過検査してゆく必要性もあります。


大腸がんを切除する場所によっては
人工肛門
にする必要があり、お腹に人工的な便をためる袋を毎日取り換える作業が精神的な負担となる人もいます。


大腸がんの手術を受ける前には、手術後に待ち受けている
  • 抗がん剤の副作用
  • 人工肛門を付けた場合の生活の送り方
など十分に知ったうえで手術という治療を選択すべきだと思います。
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