オレンジ色、緑色の尿について

オレンジ色、緑色の尿について

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オレンジ色のおしっこ



汗を多くかいて濃い黄色のおしっこが出る場合や、サプリメントのビタミンで黄色い尿になる場合がありますが、それとは違っていてオレンジ色の尿が出る場合には病気の可能性があります。


尿の色が
  • オレンジ色
  • おうどいろ
  • 黄褐色
  • 透明感が無い
などの時には
ビリルビン尿
という状態で、その原因として肝炎や肝硬変、肝不全など肝臓の病気があげられ、一般的に肝臓の病気では黄疸が一緒に見られますが、急性肝炎などでは、黄疸が出るより先にビリルビン尿が出ることがあります。


ビリルビンは寿命を迎えた赤血球が肝臓で分解されてできる物質で、健康な状態なら尿に出る事はほとんどありませんが
オレンジ色の尿
として出ることで異常を知ることができます。


肝臓以外の原因として
  • 胆のう
  • 胆管
  • 胆道
など「胆のう系」に病気があるとオレンジ色のビリルビン尿が出る事もあります。



緑色の尿が出た!



緑色の尿が出るのは少ないのですが
緑膿菌による尿路感染
があると、おしっこが緑色になる可能性があります。


緑膿菌は多くの場合、入院によって院内感染する場合や、免疫力の落ちた高齢者が感染する場合があります。


緑膿菌に感染すると
  • 肺炎
  • 尿路感染症
などになり重症化すると
  • 腎盂腎炎
  • 敗血症
などになり緑膿菌が原因の敗血症になるとかなり致死率が高い事や、抗生物質の効きにくい
多剤耐性菌の緑膿菌
もありますので注意が必用です。
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