難聴が与える影響

難聴が与える影響

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聴力は正常ですか?



聴力の正常レベルは
30デシベル未満の音が聞こえる
というもので「ささやき声での会話」ができれば正常です。


もし40デシベル以上の音しか聞こえない状態では
軽度難聴
と分類され、軽度難聴では日常生活で困ることはほとんどありませんが、学校などでは軽度難聴でも問題が出てきます。


軽度難聴の人が教室の一番後ろの席にいると、先生の話を正確に聞き取ることができず学習に支障をきたします。


また、現在は高齢者でも生涯学習で勉強する機会があり、歳で耳が遠くなった事が学ぶ妨げになりますので、補聴器を積極的に活用することはとても大切なのです。


さらに、高度難聴や重度難聴にまでレベルが上がると補聴器が無いと周囲の人とのコミュニケーションが取れなくなってしまい、聞こえない疎外感からうつ状態になる人さえいます。


もし耳の不調を感じたら、検査を受けて自分がどのレベルの難聴なのかを知っておくことが必要です。



あの虫の音が聞こえなくなったら



加齢に伴う難聴は高い音から聞き取りにくくなってゆき、この変化はかなり早い時期から始まっています。


私たちの聴力は
モスキート音=蚊の音 (2万ヘルツ)
まで聞き取ることができますが、このレベルの音は30歳半ばで聞こえなくなる人が過半数にもなり、高齢者になればほぼ聞き取ることができなくなっています。


もし蚊の音が聞こえないレベルにある場合は、聴力検査で問題なしという結果が出ても、騒音に対する守りが不十分であったり、環境や運動不足による耳の衰えが始まっているといえるかもしれません。


高い音が聞き取りにくくなると
  • か行
  • さ行
  • た行
  • は行
の言葉の聞き分けが悪くなり、言葉の最初の音の聞き分けができなくなると
  • 渋谷⇔日比谷
  • 佐藤さん⇔加藤さん
  • 武道館⇔ぶどうパン
がおなじ音に聞こえ判断がつかず、会話が成り立たなかったり、返答できなかったりして困る場面も多くなってきます。


このように会話やニュースの聞き違いがよくあると自覚がある時には、耳の検査をして診断するレベルになっている可能性があります。



すぐに補聴器が使いたくなる!



聞き取れないからと言って何度も同じことを聞き返すのは、健康な耳の人にとっては迷惑になる事もあり、お互いの関係もギクシャクしてしまい、社会から疎遠になるきっかけにもなってしまいます。


また聞こえたふりをして会話がかみ合わないようになると、認知症を疑われかねません。


新聞を読むときに老眼鏡を使うのと同じように、難聴は単に聴力が落ちているだけの状態ですので、場面に応じて補聴器を使って耳の機能をサポートすることが必要で、補聴器の使用は人とのかかわりを持つうえでのエチケットとも言えます。


難聴の初期症状として
耳鳴り
を自覚する人が多いのですが、自分の耳にフィットする補聴器を使うことで、耳鳴りはほとんど改善します。


もし難聴を放置すると
聞こえるバランス不良
が原因で
  • 肩こり
  • 頭痛
  • めまい
などが出てくることがあり、補聴器を使って正しい聴力を維持する事は健康を守る上でも大切になってきますので、積極的に補聴器を活用していただきたいと思います。
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