なぜロコモが起きるのか?

なぜロコモが起きるのか?

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あの人も私もロコモ?



ロコモティブシンドロームである人は全国に
4700万人
もの人数で、そもそもロコモは高齢者の病気だと言われていますが、この数字を見ると若い人にも広がりを見せている事がわかります。


ある企業を調査すると
24%の人がロコモである
という結果が得られ、特に若い人のロコモは
若年性ロコモ
と言えます。



高齢者ロコモの特徴



高齢者のロコモでは
  • 痩せている人
  • 太っている人
の2種類に分けられます。


標準体重よりも体重が少ない【痩せている人】では
  • 骨粗しょう症
  • サルコペニア(筋肉量が少ない)
があり、転倒しやすく骨折しやすい危険な状態にあります。

この様な人が転倒すると足の付け根の骨(大腿骨)を骨折することがあり、たとえ手術をしても予後が悪いと寝たきりや介護状態に移行してゆきます。



標準体重より重い【ロコモ肥満】の人では、その体重が関節に負担をかける事から
  • 変形性膝関節症
  • 股関節症
  • 腰痛症
など関節に痛みが出る病気になってしまい
  • 痛いから動かない
  • 動かないから筋力も低下する
という悪循環に陥り、やがて歩けなくなり介護状態に移行してしまいます。


高齢者のロコモは介護に直結しますので、予防に努めてゆきたいものです。



若い人のロコモ



若い人のロコモでは
  • 運動習慣のない人
  • 運動のやりすぎ
があります。


痩せすぎや肥満の人で日ごろからの運動習慣が無いと高齢者なら体の不調を自覚できますが、若い人では自覚症状を感じないまま運動機能が低下してゆきます。


そして、そのままの生活習慣を続け年月を過ごしてゆくと
  • 骨折
  • 関節の病気
と高齢者ロコモと同じ症状が出てきます。


それを予防するには、運動習慣やダイエットなどが必用なのですが
若い頃からの生活習慣を変えるのは非常に難しい!
事が現在のロコモ人口の多さにつながっていると言えます。


一方、運動のやりすぎによるロコモは同じ動きばかり繰り返して、一部の部位に負担がかかる事から
  • 腰痛
  • 関節痛
  • 疲労骨折
などアスリートの故障症状があり、そのまま高齢になってしまうと
  • 変形性膝関節症
  • 腰痛症
となり、運動器症候群=ロコモになってしまいます。


現在、不自由なく体を動かせる人でも運動機能に障害をきたす
  • 痩せすぎ
  • 肥満
  • 関節痛
  • 運動習慣
などをもう一度見直し、ロコモにならないような生活習慣を考えてゆくことが大切です。
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