子供のロコモについて

子供のロコモについて

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実は子供にもロコモが!



ロコモになると運動機能に障害や病気をきたしますので、子供でも起こり、やがて学校生活や日常生活でも支障が出てくる事から2年前より子供のロコモを調べる
運動検診
が全国で開始されています。


子供がロコモになると
  • すぐに転ぶ
  • 骨折しやすい
  • 柔軟性が無く「しゃがむ」などの姿勢が困難
  • 片足立ちでふらつく
  • 腕が頭の上に上がらない
などがみられ、宮崎県をはじめとする全国の調査では
2〜3割の子供にロコモがみられる
という結果になっており子供のロコモを放置しておくと、やがて大人のロコモも増えてゆく様になります。



運動しない子供のロコモ



子供がロコモになる原因として、平成28年度の調査を見ると
  • 1週間で全く運動しない中学生の女子は15%
  • 1週間で20時間以上運動するのは男子15%女子で10%
と二極化した結果となっています。


子供が運動しないと、小さいころからの運動習慣が身につかないまま大人になりますから
  • バランス力、筋力の低下
  • 転倒
  • 足腰の関節痛
  • 骨粗しょう症
  • 骨折
などに発展してゆきます。

人間の骨量は20歳前後でピークとなり、その後は減少の一途をたどりますが、子供の頃の運動習慣の有無で骨量減少には大きな差が出てゆきます



運動のやりすぎ子供のロコモ



もう一つの子供のロコモとして
  • 同じスポーツをする
  • 同じ動きが多い
などがあり、これらの運動では局所に負担がかかり続け
  • 関節
  • 軟骨
などを傷める原因となります。





運動が原因で起こる
オスグッド病
という病気では脛(すね)の前が飛び出して来るようになり
  • 急に身長が伸びた
  • ジャンプや蹴るなどの運動を多くする
などの子供がなりやすい傾向にあります。


オスグッド病の初期は軽い痛みや違和感だけですが、放置しておくとスポーツばかりか歩行にも障害をきたす様にもなってゆきます。


他にも野球や柔道が原因のロコモで多いのは
  • 腰をひねる
  • 腰を反る
などの動きが多いと、その姿勢で痛みがでる
分離症
になる場合があり、患部では疲労骨折が起こり骨が分離している状態にあります。


若くて筋力もあるうちは、スポーツのやりすぎでロコモになっても乗り切れますが、歳を取って筋力が弱ってくると
若い頃の無茶が出てくる
様になります。



子供時代のロコモ予防には



運動習慣が無い子供には運動の楽しみを感じてもらう事が大切ですし、公園など体を動かす場所が少ない現代では、安全に運動をする機会を持つことも大切です。




スポーツのやりすぎによるロコモ予防は、体が出来上がるまでは様々なスポーツをやり、保護者や指導者が過度な運動の防止に注意を払う必要があります。


いずれにせよ大切なのは子供のころからの規則正しい生活習慣と適度な運動を心がけることで、それがロコモ予防につながってゆきます。
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