舌の汚れと口臭

舌の汚れと口臭

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舌が口臭の原因?



舌の表面はザラザラしており、そのすき間に汚れが溜まりやすい特徴があり、その汚れは
舌苔(ぜったい)
と呼ばれています。

舌苔の中には
  • 口の中の粘膜細胞
  • 口腔内の細菌の死骸
  • 赤血球や白血球のタンパク質
などが入り混じっており、これらを細菌が分解することで臭いが発生します。

舌苔の有無は、大きく口を開けて舌の奥まで鏡で見て
  • 健康なら舌の表面はピンク色
  • 舌苔なら舌の表面が白や淡い黄色になっている
このポイントをチェックすればわかります。


舌苔の面積や量が多くなるにつれ臭いの原因である
揮発性硫黄化合物
の産生も多くなり、口臭はきつくなります。


舌苔になりやすい人



舌苔の付き方は
  • 舌の一部に付く
  • 舌全体に付く
  • 奥の方だけにある
など人それぞれ異なっていて、舌苔の原因として
  • 口の動かし方
  • 唾液の量
  • 口の清掃のやり方
なども考えられますが、はっきりとした原因はわかっておらず、体調や時間帯によっても変化します。


舌苔が付きやすい傾向として
  • 風邪をひいている時
  • 疲労や緊張などで唾液の分泌が少ない時
などがあります。



舌のケア



舌苔はネバネバしており、うがい程度では洗い流すことはできませんので
  • 専用の舌ブラシ
  • 柔らかいブラシ
などで優しくこすり取ります。



舌苔が一番多く付く時間帯は起床直後(朝ごはんの前)ですので、その時間帯に舌の掃除を行うようにして、磨くときにはブラシと水だけで十分きれいになります。


また舌の掃除は1日1回で良く、何度も磨いたり、力を入れすぎて磨くと舌の表面にある
味蕾(味を感じる組織)
を傷つけ、味覚障害になる事がありますので注意が必用で、舌の表面が白、又は淡い黄色になっている時だけ磨くようにしましょう。


舌を磨くときには、舌を前に出して磨くようにすると嘔吐反射が起こりにくくなり、ブラッシングは
  • 奥から手前に
  • 内側から外側に
など一方通行に行い、喉の奥に汚れを流し込まない様に注意します。


毎日の舌ブラシを行うと舌苔は付きにくくなり、舌苔が付いていない日はブラッシングの必用はありません。



ニンニクなどの臭いを消すには?



ニンニクやニラなど臭いのキツイ物を食べた時には
  • ガムを噛む
  • 飴をなめる
  • うがい
などで臭いが出ないように対策を取りますが、時間が経てば臭いは消えてゆきます。

ニンニクを食べた翌日に臭うのは、ニンニクのにおい成分が腸から吸収され、呼吸や汗に臭いが出るのが原因で、これを予防するには
  • 緑茶
  • ハーブ
に含まれるポリフェノールが有効であると言われています。

におい成分がある食品はある程度の臭いは必ず出ますので、時間帯を考えておいしく食べる様にすれば良いと思います。
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