食事以外で値を下げる

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こんな方法で脂質異常症を改善



生活習慣の改善で食事と同じくらいに重要なものに
運動
があり、糖尿病や高血圧の治療で推奨される運動療法と内容は同じで、高脂血症だけの特別な運動法があるわけではなく
  • 早歩き
  • スロージョギング
などの有酸素運動が有効になります。


普通に歩くウォーキングでは
毎日60分
を継続的に行う事が良く、この運動で約200キロカロリーを消費することになり
  • 早歩き60分では250キロカロリー
  • ジョギング60分では400キロカロリー
の消費となります。


ウォーキングに代わる運動として
  • 立って料理をする
  • 掃除機がけ
  • 洗濯物を干す
などはウォーキングと同程度の運動量があるといわれていますので、1日60分のウォーキングの時間がとれなくても、日ごろの家事で積極的に体を動かす習慣が運動につながります。



ジムでのトレーニング



ジムでウォーキングなどの有酸素運動と共に筋トレを行う事は非常に効果的で、筋肉量を維持することでインスリンの効きが良くなり、その結果
  • 血糖値の上昇を抑える
  • 中性脂肪の低下
  • コレステロールの低下
  • HDLコレステロール(善玉コレステロール)の上昇
につながってゆきます。


体力には個人差がありますので、体力のない人や高齢者では20センチ程度の踏み台昇降運動が無理なくできる筋トレになります。






肥満の解消



肥満は数多くの病気を引き寄せる原因となり、特にお腹が出てくる
  • 内臓脂肪型肥満
  • メタボ型肥満
は避けなければならず、そのためにはダイエットによる減量を行い、その結果
高脂血症の改善
が期待できます。


簡単に体重を減らす方法として、毎朝同じ時間に体重を測って記録してゆく
乗るだけダイエット
は減量に有効で、前の日の体重と比較することによって、食生活や運動など体重が増減した原因に関心を持つことができます。




お酒と減量



アルコールを飲むことによって中性脂肪が上昇しますので、お酒を飲み過ぎないことも高脂血症の予防には必要な事で、禁酒を行うか、無理な場合でも
  • ビールなら1日500cc
  • 日本酒なら1日1合
  • 週に1〜2日の休肝日
を実践することが健康を取り戻すためには必要です。


さらに高脂血症による動脈硬化の予防という観点から
禁煙
は言うまでもありません。

「喫煙の害」



その他の原因によるもの



高脂血症の主な原因は生活習慣にありますが、遺伝的な要因から生まれつきコレステロールや中性脂肪の高い
原発性高脂血症
という病気の場合には食事や生活習慣の改善では良い結果が得られず、ほぼ薬による治療を行うことになります。


他には
  • 甲状腺ホルモンの不足
  • たんぱく尿
  • 糖尿病
などが原因で高脂血症になる場合があり
二次性の高脂血症
と呼ばれ、高脂血症の原因になった病気の治療を優先的に行います。
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04 食事以外で値を下げる関連エントリー

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02 検査値を読み解く
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03 食事で値を下げる
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05 薬で値を下げる
脂質異常症に処方される薬の種類と安全性、使ってはいけない?薬と自己判断の危険性とは?一番有効な脂質異常症の改善法はコレ!!