腸内フローラとは

腸内フローラとは

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腸を制するものが健康を制す！



腸内フローラのフローラとは「お花畑のような」という意味になり、様々に咲く花のように大腸内には数多くの腸内細菌が住んでいます。


腸内細菌の種類は実に1000種類以上あり、1グラム当たりの腸内細菌の数は1兆個、重さは1.5キログラムにもなります。


また、体の他の場所にも腸内細菌は1キロ程度存在し、いかにして腸内細菌と上手く付き合ってゆくかが健康維持にとっては重要なものになっていきます。



腸内フローラの働きとは



腸内の研究は1900年台から行われ、腸内細菌の発見に始まり、21世紀になってその働きがわかるようになり
あらゆる病気が腸内細菌と関係がある
ということがわかってきました。


大腸がんを始め、肥満、糖尿病、全身のガンにまで腸内細菌は関与しています。


小腸と大腸の長さは身長の4〜5倍にもなりますが、そのうち大腸は1.5メートル程で、大腸では小腸から送られてきた物の20％の水分を吸収して便にしてゆきます。


大腸内には酸素がなく、ほとんどの腸内細菌は嫌気性と言われ酸素（空気）があると生きて行けません。


ビフィズス菌は嫌気性の代用的な菌です。





病気の原因と肥満体質、痩せ体質



大腸は臓器の中で最も病気が多い臓器で
  • 大腸がん
  • 大腸ポリープ
  • 潰瘍性大腸炎
を始めとして様々な病気が大腸から発症し、そもそもの原因は
腸内細菌が有害物質を作る
事にあり、腸内で作られた有害物質が血流に乗ると、様々な病気の元になってしまうのです。


また、肥満も腸内細菌が関係しており
  • 食べても食べても太らない人
  • 水を飲んだだけでも太ってしまう人
を調べてみると、腸内細菌のパターンが異なっている事がわかっています。


アメリカの実験では、肥満の人に1年かけてダイエットを実施すると、痩せている人の腸内細菌パターンに近づいてくるというデータが出ており、腸内には
  • デブ菌
  • ヤセ菌
が存在しているのです。


日本においても、食の欧米化や、動かなくても事足りる現代社会において
肥満は増加する
事は以前から指摘されており、腸内細菌をいかにコントロールできるかが重要になってきます。



腸内細菌がなくなるとどうなる？



実験的に作り出した、体に菌を持たない
無菌動物
と、普通の動物の寿命を比較すると、無菌動物の方が1.5倍長生きすることがわかっています。


しかし、人間ではそのようなことは不可能なので
善玉菌
の多い腸内環境を作るために
食事
がとても重要な要素になってきます。

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