昼間に頻尿がある場合

昼間に頻尿がある場合

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昼間の頻尿の原因とは



加齢によるもの
高齢になると膀胱も縮む事によっておしっこを溜められる量も減ってきて、ある程度頻尿になるのは仕方がないことです。


前立腺肥大症
前立腺肥大になると膀胱の大きさが十分でもおしっこが残ってしまう【残尿】の状態になり、これが頻尿につながります。

前立腺肥大は男性のみの病気で前立腺は加齢と共に大きくなり尿道を圧迫し
  • 尿が出にくい
  • 勢いが無い
  • 残尿感がある
などの自覚症状があります。


過活動膀胱
過活動膀胱は読んで字の如く、膀胱はいつもおしっこを出そうと収縮している状態です。

過活動膀胱は加齢によって血流が悪くなることや、膀胱が過敏に反応することが原因で起こり、少しの量でも尿意を感じて失禁してしまう【切迫性尿失禁】があると過活動膀胱と診断されます。






膀胱がんの見極め



他の頻尿の原因として膀胱がんがあり、膀胱がんの初期では
  • 痛みやかゆみが無いのに血尿が出る
事があり、このような時には直ちに泌尿器科の受診が必要です。


また頻尿の自覚症状があり病院で診てもらった時や定期検診時などに
  • 鮮血尿（顕微鏡で見てわかる程度の血尿）
があれば膀胱がんの可能性があります。



治療について



前立腺肥大の治療
前立腺肥大になると尿道が圧迫されますので圧迫を取り除く
α1（アルファワン）遮断薬
がよく効き、２〜３日で排尿が楽になります。


もしα1（アルファワン）遮断薬で十分な効果が得られない場合には前立腺摘出手術が行われます。


過活動膀胱の治療
過活動膀胱では膀胱をリラックスさせるために
抗コリン薬
が使われますが抗コリン薬の副作用として
  • 唾液の分泌が減る「口渇」
  • 腸の動きが抑えられる事による「便秘」
があるので、それらを避けたい場合には
β3（ベータスリー）作動薬
が使われる事もあります。



他にも頻尿になる原因とは



病気がある以外にも頻尿になっている人の原因として
水の飲み過ぎ
があります。


水を多く飲む背景には
  • 血液をサラサラにする
  • デトックス
などを期待してこそなのですが効果は限定的で、頻尿で困る様な時には水を飲む量を控える必要があります。



水を必要以上にのんでも脳梗塞や心筋梗塞が減ったという医学的な根拠は確認されていません。


ただし脱水症の予防で飲む水分は絶対に必要です。
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