薬の処方はオーダーメイド

薬の処方はオーダーメイド

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新薬と副作用



アレルギー性鼻炎の薬は多くの種類があり、さらに新薬も日進月歩で開発が行われています。


例えば、抗ヒスタミン薬では
  • 古いタイプの第一世代
  • 新しいタイプの第二世代
に分けられ、第二世代の薬は
副作用による眠気を減らす
という方向で開発されています。

また、昔の薬は飲んですぐ効くのですが長期間にわたる効果が出にくいというものでしたが、第二世代の薬では即効性は低下しても効果が持続するという特徴をもっており、現在医療機関で処方される薬のほとんどは第二世代の抗ヒスタミン薬です。


副作用が少なくなってきた第二世代の薬ですが、薬によって副作用の強さには差があり、薬の添付文書にも副作用について記載されています。


同じ薬を飲んでも副作用は人それぞれで実際に飲んでみないとわからない部分もあり、薬を処方された後には自分に合っているのか？をチェックすることがとても大切になってきます。


またアレルギー性鼻炎の治療では多くの種類の治療薬から複数の種類を混合して治療してゆきますから
  • 薬を飲んだ後の効き目
  • 副作用の出方
など医師との十分なコミュニケーションが治療の成否を左右する要素となります。



オーダーメイド医療



抗ヒスタミン薬は1日1回飲むものと1日2回飲むものもあり、1回の方が効果が長続きして良い様に思いますが、2回飲む薬は症状が無ければ1日1回に減らせるという事や、2回目を別の薬に変えるという方法も取れ治療の幅が広がるというメリットがあります。


市販されているアレルギー性鼻炎の薬には、第二世代のタイプの物もありますが、そもそも今の症状がアレルギー性鼻炎であると確定していないと、治療薬も効きませんので、まず医療機関で診断を確定してもらう必要があり、その上で、薬局の薬剤師と相談して薬を使い、それが自分に合えば良いという事になります。


市販薬で注意しなければならない点として
血管収縮薬
が含まれているものは長期間使うと効き目が少なくなってきて、薬を使いすぎると害が出てくるので、使う前には薬剤師に相談してみましょう。


アレルギー性鼻炎の薬は症状が悪化してから使っても効果が出にくいので、症状が出始めかその前に使うのがコツで、スギ花粉症などの場合には、天気予報の花粉予想を参考にして、花粉の飛散が始まった時期に使い始めるという風にすれば良いと思います。



アレルギー性鼻炎の薬を使ってはいけない人



アレルギー性鼻炎の薬を使うべきではない人として
  • 妊娠中の人
  • 授乳中の人
などがあり、この時期には飲んでよい薬の制限が多く、薬を使う時には医師と相談することが大切です。
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04 薬の処方はオーダーメイド関連エントリー

01 アレルギー性鼻炎とは何か？
アレルギー性鼻炎が起こる原因とは
02 医師の診断を受ける前に知っておきたい事
アレルギー性鼻炎になったとき、どれくらいの症状で病院に行くべきか？その時に持ってゆく大切な情報とは？
03 薬の種類
花粉症やハウスダストなどが原因のアレルギー性鼻炎の治療薬を使う時には知っておくべきコトがあります。
05 免疫療法について
アレルギー性鼻炎の免疫療法とは？治療方と治療成果、治療を受けられない人とは