免疫療法について

アレルギー性鼻炎の免疫療法とは？治療方と治療成果、治療を受けられない人とは

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免疫療法とは

アレルギー性鼻炎における免疫療法とはウイルスの予防接種の治療と似ています。


スギ花粉の免疫療法では、スギ花粉を少量ずつ体の中に入れてゆくとスギ花粉に対するアレルギー反応が少しずつ下がってゆく傾向にあり、これによってスギ花粉に慣れる体質に改善してゆくというものです。

スギ花粉の舌下免疫療法

最近の治療法では
舌下免疫療法
というものがあります


治療法は薬を舌の下に入れると2分ほどで体に吸収され、薬の効果を確実にするため飲んでから5分は飲み食い、うがいは禁止です。


舌下免疫療法は、アレルギー反応が出る物質を体内に入れることになりますので、薬を使ってから２時間程度は

• 激しい運動
• アルコール摂取
• 入浴

など体に負担のかかる行為は行わない様にします。


スギ花粉の舌下免疫療法は、薬を舌の下で溶かすだけですので手軽で体への負担も少ない治療法ですが、治療成果は７〜８割となっており一部の人には効果が出ないこがもあります


またこの治療でアレルギー性鼻炎のすべての症状が完治するというのは２〜３割程度で、それ以外の人では完治に至りません。


スギ花粉の免疫療法を行う前に効果があるかどうか？がわかれば良いのですが実際に治療をやってみないとわからないという側面もあります。

治療には根気が必要

スギ花粉症は花粉の飛散する２か月程度が症状が出る期間ですが、スギ花粉の免疫療法は
１年中、舌下に薬を入れる
という忍耐の要る治療を行わなければならず、治療の効果が出るのは開始してから３か月程度かかります。


さらに、継続的な治療を２年から３年続ける必要もあり、その後薬を止めてしまうと、徐々に効果が弱まってくるという事もあります。

免疫療法の副作用と治療費

舌下免疫療法の副作用はかなり少ないと言えますが、アレルギーの原因物質が体に入りますので

• 口の中が腫れる（４％）
• アナフィラキシーショック（１億分の１程度）

などがありますが、とても副作用の低いものになっています。


治療は長期間に及びますので、１か月から３か月に１回は通院が必要になってきます。


スギ花粉症の舌下免疫療法は保険適用となっていますので、３割負担でひと月３千円〜４千円となります。

免疫療法が受けられない人

スギ花粉症の舌下免疫療法をうけられない人として

• 心不全がある
• 高血圧

など循環器系の病気がある人でベータ遮断薬を使っている人はこの治療が受けられません。


他にも

• 重症の気管支炎
• 重症の気管支喘息
• 妊娠中の人
• 悪性腫瘍

などの人も治療は受けられません。
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01 アレルギー性鼻炎とは何か？

アレルギー性鼻炎が起こる原因とは

02 医師の診断を受ける前に知っておきたい事

アレルギー性鼻炎になったとき、どれくらいの症状で病院に行くべきか？その時に持ってゆく大切な情報とは？

03 薬の種類

花粉症やハウスダストなどが原因のアレルギー性鼻炎の治療薬を使う時には知っておくべきコトがあります。

04 薬の処方はオーダーメイド

アレルギー性鼻炎の治療薬は多くの種類があり、同じ薬でも効果や副作用は人それぞれ異なってきます。ベストな治療にたどり着くためには