外反母趾、足底腱膜炎の正体

外反母趾、足底腱膜炎の正体

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足が痛い!



女性で最も多い足のトラブルは
外反母趾
となり、全体の20%を締め、男性では
足底腱膜炎
で、こちらも全体の20%強という患者数になります。

いずれの病気も根本的な原因は
足のアーチの崩れ
にあります。



外反母趾の根本原因とは



外反母趾は先の細い靴やハイヒールで体重がつま先にかかることが原因と考えられていますが、実は
足のアーチの崩れ
が根本的な問題で、その背景には
  • 足の形
  • 足の機能
など遺伝的な要因があり、裸足で生活を送る民族でも外反母趾の人はおり、靴による影響はあくまでも二次的な要因になってきます。


土踏まずがいつも着いている人では、足の親指に大きく負担がかかり
歩くたびに小さな関節技がかかり続ける
ような状態になり、関節には痛みが発生し、これは外反母趾の初期状態となります。


やがて、無理な力がかかり続けた関節は脱臼してしまい、それが
外反母趾
の状態で、ここまで来ると痛みはなくなりますが大きく変形した足の形によって靴が履けない様にもなります。



外反母趾の治療



足の親指の関節が脱臼した外反母趾を元に戻すには
手術
によって治療し、2泊から3泊の期間が必要になります。


手術で外反母趾を直しても、根本原因である足のアーチの崩れは治っておらずその対策として
靴のインソール
を使い、土踏まずを持ち上げる様にして、正常な足の形に矯正してゆきます。




足底腱膜炎の原因も・・・



足の裏にある
足底腱膜
は、足の各指からかかとの骨まで扇状につながっており、足のアーチが崩れると、足底腱膜はいつも張った状態となり
かかとが痛くなる
のが一番多く出てくる症状です。


足底腱膜炎の初期には痛みはすぐに収まり、気に留めない事も多いのですが、やがて痛みが続く時間がだんだん長くなり、年中痛みが続いているという患者さんもいます。


また片足に痛みを感じてしまうと、それをかばうために、もう片方の足に負担がかかり
  • かかとの痛み
  • ヒザの痛み
などの悪循環に陥ってしまうことになります。



足底腱膜炎の治療



1年以上かかとの痛みで悩んでいる患者さんは不安に思ってしまいますが、治療は簡単で
ステロイド注射
を打つと1〜2週間で痛みが取れます。


しかし、足底腱膜炎の原因である足のアーチの崩れを治療しないと痛みがぶり返しますので
靴のインソール
で矯正することが必要です。



またインソール以外の治療法として
ストレッチ
も有効で、足底腱膜炎の初期ではストレッチで治す事も可能になってきます。


ストレッチの内容は5回目で詳しく解説します。
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