健康ブームの注意信号

健康ブームの注意信号

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異常な健康志向



最近の中高年の健康志向は異常に高まって、健康のためなら何でも試してしまうような「健康オタク」のような人もいます。

過剰な健康志向であるAさんは、以前は健康には無関心な人でした。

若いころから3年前まで一日に一箱半も喫煙し、毎日ビール3〜4本とダブルで2〜3杯飲み、生活は不規則で運動は全くしないという生活で、身長は166センチで体重は80キロにもなっていました。

そして、3年前に胸に激しい痛みを感じ救急車で運ばれ【急性心筋梗塞】と診断されました。

心臓は冠動脈の1本が完全につまっていて、治療によって九死に一生を得ました。

退院後、Aさんは今までの生活習慣を改め、ダイエットと運動を徹底し、体重はBMIの正常値になる60キロを2年で達成することを目標に、摂取カロリーを計算して忠実に実行しました。

他にも、動脈硬化に良いという食品は何でも取り寄せ、運動も一日一万歩の他に、自宅にいくつもの運動器具をそろえ、毎日どれかの運動をするという生活を送りました。

結果、目標の2年を待たず20キロのダイエットに成功しました。

しかし、健康志向に興味を持ちすぎたため、そのことにしか興味がわかなくなり、ダイエットを始める前と今とでは、まるで人が変わってしまいました。



健康に良い情報



テレビや新聞、雑誌などでは必ずと言ってよいほど健康食品や健康情報を見ます。

健康情報は、上手に利用すれば、より健康になるものもありますし、中には注意したほうが良いものもあります。

高血圧に良い、認知症の予防になる、など様々な商品がありますが、いきなり試す前に、かかりつけの医師に相談することも大切です。



スポーツジムの利用



健康づくりには運動も欠かせません。スポーツジムなど、午前中に行くと高齢者でにぎわっています。

中には朝から夕方まで毎日運動しているような熱心な人もいます。

運動で注意することは、激しい運動をすると体内に活性酸素が大量に出来てしまい、ガンや生活習慣病の引き金になることがあります。

運動もほどほどにやることが大切です。
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