進歩する遺伝医療

進歩する遺伝医療

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遺伝子医療の進化



遺伝子は「DNA」と呼ばれ生命の設計図の集合体という概念で捉えられます。

遺伝子医療は、遺伝子を解析して体質や病気の原因にせまる研究が進んでいます。

要した時間が13年に及ぶ人の全ての遺伝子解析が世界中で行われ、それが終わったのが2003年です。

しかし、現在ではコンピューターの進化で13年かかっていたものが、わずか数分で分かるようになってきました。

人それぞれ
  • 「薬が効く」「効かない」
  • 「怖い人」「優しい人」
  • 「太っている人」「痩せている人」
など個人差がありますが、遺伝子レベルでそれぞれの違いを見つけ、ガンにかかりやすい遺伝子であるとか高血圧になりやすい遺伝子など、人それぞれについての遺伝子を調べる研究が盛んに行われています



遺伝子で病気の原因を突き止める



遺伝子を調べることで病気になる原因がわかる場合もあります。

遺伝子疾患など、特定の遺伝子が直接原因につながっている病気がそれです。

対して、特定の遺伝子があるからと言って必ず病気になるという訳でもありません。

これは、遺伝的に病気になりやすいとか、なりにくいという確率論的な話で、その人の生活習慣や睡眠時間、ストレスなど後天的な要素も大きく影響するからです。

遺伝的というと最初から決まっていて運命的なもの!と思いがちですが、必ずしもそのような事はありません。



遺伝子ダイエット



自分の遺伝子を調べて、太りやすい体質だと分かったとしても、普段から食生活や運動など生活習慣に気をつけていれば太ることはありません。

逆に、自分は太りにくいDNAを持っているからと言って、運動もしないで食べたいだけ食べていれば太ってしまうという事にもなります。

このように、遺伝子は一つの要素に過ぎず、生活習慣などの環境要因がその人の体質や病気に関係している事がほとんどなのです。



遺伝子検査サービス



通販でも『肥満の遺伝子検査』などが多く発売されています。

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一般的に販売されているダイエット遺伝子検査キットなどは、3つの遺伝子を調べて、太りやすい体質か、痩せる体質を判定しています。

しかし医学の世界では、人間のエネルギー消費には多くの遺伝子が関係していますので3つの遺伝子を調べる程度では根拠が不足していると言えます。

検査キットで『痩せる体質』と診断が出ても、大学病院で良く調べてみると太りやすい遺伝子を持っているという結果もでています。

しかしその人が太る、痩せるは遺伝子だけが原因ではなく、食生活や生活習慣など後天的要素の方が大きく関係していますので、遺伝子のタイプだけで一喜一憂することはありません。

ダイエットの他にも、就職や結婚、などの前に遺伝子検査を行い、特定の病気の可能性について知ったところで、あくまで確率論であることがほとんどです。

遺伝子検査はきちんとした所で受けるのはもちろんの事ですが、その結果をただしく受け止める専門的な知識と心の準備もしておかなければ、検査の結果を活かすことも出来ません。
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