遺伝カウンセリングを受けるには

遺伝カウンセリングを受けるには

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注意するべき点とは



多くの人は遺伝子検査が希望で病院にコンタクトを取ります。

しかし検査を受ける前に大切なのは遺伝子検査を受けて問題が解決するかどうか、という事なのです。

遺伝情報は個人や血縁者を特定できる「究極の個人情報」になりますので、血液検査の結果などとは全く別物だと考えてください。

健康診断の検査などは、検査結果を見て食生活や運動など、生活を改善するきっかけに必要なものですが、遺伝子検査は今後の人生を受け入れる覚悟が必要な事もありますので、今の自分にとって検査を受けなければならないかよく考えることが大切です。

もちろん遺伝子検査を受けたい人は、不安と恐怖心から検査の依頼をするわけで、その事は十分理解できることです。

遺伝子カウンセリングは、このような時に患者さんのよきアドバイザーであり、不安や恐怖をやわらげ、平常心で検査を受けるかどうかを判断してもらう様にします。

そして、良い結果や悪い結果など検査の結果が出た場合の想定や、遺伝病があった時の治療法、さらに今後の人生の選択や送り方などを提示します。

患者さんには、遺伝病などについての恐怖心、誤解や偏見などが払拭された状態で正しい選択をしていただくようにしています。



検査を受ける



遺伝子検査においては、慌てて検査をして後悔するような事はあってはなりません。

しかし、心配をかかえたまま何もしないままでも良くありませんので、まずは遺伝子検査をやっている病院に電話して相談するようにしましょう。

相談先として、大学病院の遺伝診療部門があり

全国遺伝子医療部門連絡会議

のホームページでお近くの病院を探すことができます。

いきなり病院に行くことは止めて、まず電話をかけて予約をとるプロセスが必要があります。

また遺伝診療は多くの場合に保険が適用されず「自費診療」扱いになり施設ごとに料金体系が設定されていますので事前の確認が必要です。

遺伝的な病気の悩みは本当につらいものです。まず病院を探し、遺伝診療部門に電話をかけることで不安の解消になります。
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